再会
学園長視点です。
僕の部屋、校長室に知人が訪ねてきた。
「久しいな。能力者狩り集団の幹部が学生警察の長に何の用かな?」
すると、その知人、今はSと名乗る男が答える。
「Kに会った。うちのボスを潰す為に秘密結社《ラグナロク》とやらを作ったらしい。その時に高梨が訪ねてきたと伝えたらこれで全員と言っていた。つまり、残りの5人は奴のもとにいる」
少し気になったので僕が訂正する。
「6人かもしれないよ。1人、例外的にあの戦いに深くかかわっていた男がいたからね。それに、彼のもとにいるなら全員、記憶は戻ってるだろうね」
「そうだな。曲者ばかりだ。厄介だぞ」
「そうだね。今の敵だけでも大変なのにまた新しい敵かぁ」
「13人の指名手配犯のことか?お前なら今すぐにでも全員捕まえられるだろ」
「いや、違う違う。そいつらは一般市民にしては戦闘か逃亡に秀でているから逮捕には至ってないだけで被害はすべて未然に防いでる。いずれ実戦として生徒に担当させるつもりだ。それで、僕が言いたいのは《七つの大罪》だ」
「《憤怒》と《強欲》と《傲慢》がまだ捕まってないんだったな」
「うん。早く手を打たないとね。《憤怒》に関しては逃がしたの僕だし」
ここでSが話を変えた。
「そういえば、あいつはどうしてる?」
「よっちゃんね。今は町の状況把握に行ってるけど」
「そうか」
「まだ記憶戻してあげないの?」
「もうあいつにつらい思いをさせたくない。すべてが終わるまでは駄目だ」
噂をすれば影。よっちゃんが息を切らして帰ってきた。
「大変、ちーちゃん! って誰? その人?」
すると、Sは立ち上がり、
「帰る」
と残して去っていった。
「あれ?」
声の方へ目を向けるとそこには忘却に囚われた少女がいた。
「どうして涙が止まらないの?」
こんばんは。大道寺司です。
まずは、ここまで読んで下さっている皆様に感謝を。
今回で第三章は終わりです。今回もですが一部のキャラ達の会話は分かりにくくなってると思います。それについては詳しくは先の話になりますがそのキャラ達は以前にとある戦いに参加しており、互いに面識があるという認識で大丈夫です。
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