表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
学生警察の活動記録《バトルレコード》  作者: 大道寺司
合宿編
32/199

《シャドウ・コール》



 時は少し前に遡る。


「《ロスト・レガリア計画》開始!」


 その合図と共に僕ら、《シンプル》とスパイ組織《シャドウ》が一斉に発明王の発明品の討伐を開始した。はずだった。


「オペレーション《シャドウ・コール》、始めろ」


 この言葉の意味を僕、伊藤瞬は知っていた。すぐに逃げないと全員皆殺しだ。


 《シャドウ・コール》とは《シャドウ》を恨む組織が《シャドウ》に害をなすと判断されたときに発動され、構成員たちがその組織を全滅させるオペレーション。今回、《シンプル》は《シャドウ》に嘘をついている。それが誰かに、いや、彼女にバレたのだろう。


「どうも、黄泉川(よみかわ)さん」


「用件は分かってるわよね」


 僕に拳銃を向けた黄泉川さんは答える。


 彼女は黄泉川心(よみかわこころ)。《シャドウ》の幹部だ。


「分かってます。死ねってことですよね」


 言い終わるや否や僕は《瞬間移動(テレポート)》を発動。銃口から逃れるためだ。しかし、それは無駄に終わる。


 銃声が鳴り響いた。


「ぐっ」


 僕は左足を撃ち抜かれた。


「あなたの《瞬間移動(テレポート)》はそこまで上位じゃ無いでしょう。あなたは自分の視界内へしか移動出来ない。なら、私は移動先を撃てば良い」


 これが噂に聞く《読心女(どくしんおんな)》の最高位の《読心能力》。相手の次の手を読んで潰す。少し交戦すれば相手の情報は全て手に入れてしまう。厄介な相手だ。


 ふと、見るとぶちギレた女性がいた。


「誰が独身女だ!」


 あっ、察し。しかし、僕は一瞬の隙を見逃さず能力を発動。


「何!?」


 あなたなら聞こえますよね。僕の《瞬間移動(テレポート)》はそこまで上位じゃなくてもそれなりに上位です。視界にさえ入ればどこにでも移動出来る。例えば、空とかね!ここなら拳銃は届かないし、これでもう逃げ放題だ!


「流石、今回は完敗ね」


 こうして僕は唯一、生還することが出来た。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ