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学生警察の活動記録《バトルレコード》  作者: 大道寺司
合宿編
30/199

学生警察2トップ

照木愛火が一人称です。

「僕の力、見せてあげるよ」


 その時、私たちの前に無数の武器が出現し、襲いかかってきた。


「何だこりゃ!」


「うわぁぁぁ!」


「ば、化け物だ!」


 学生警察を襲いに来たはずの私たちは逆に襲われ、瞬く間に残った人員は手練れが私を含め、10名ほどになっていた。


「何をしたの?」


 私が問うと彼女、学生警察の学園長はおもむろに語り出した。


「所謂、魔術ってやつ。僕の適正魔術は《錬金術》。今のは、空気中の窒素を鉄なんかに変換して武器を作ったんだ。原子って結局、陽子と電子と中性子で出来てるんだよね。だから、それらを組み換えるエネルギーさえ有れば、原子を別の原子に作り変えられる。それが僕の魔術、《錬金術》さ」


「そうですか。じゃあ、死んでください」


 私は、すぐさま不意打ちを仕掛けようとするが、次の瞬間、武器であるスナイパーライフルが真っ二つに割れた。


「なっ!?」


「魔装具《転移剣(テレポートソード)》。僕の魔術は、こんな物も作れるのさ」


 そう言って、彼女は一人で剣を振り回す。しかし、こちらの人員は瞬く間に減らされ、最後の一人となった。私もボロボロだ。


「斬撃の瞬間移動・・・テレポートそのものに慣れていても対応しきれない」


「じゃあ、とどめって、あれ? あっ、魔力(でんち)切れた」


 助かった・・・


 ふと、見ると学生警察の学園長に襲いかかる男がいた。


「《暗鶚(くれみさご)流暗殺術 (からす)》」


「魔装具《重力薙刀(グラビティハルバード)》」


 しかし、その男、暗鶚麻志(くれみさごあさし)は学生警察の理事長が放った一撃で地にねじ伏せられた。

 

 彼は別動隊のリーダーだったのだがどうやらあちらも彼以外は全滅のようだ。


 すぐそこで、学生警察2トップが会話している。


「ごめん、ちーちゃん。取り逃がすところだった」


「よっちゃん。この前、僕に仕事中は名前で呼ぶなって言ったのに」


「え?あぁっ、コホン。学園長、この男はどうしましょう。《シンプル》の中でもトップクラスの腕利きと思われますが」


「理事長がそう言うとは、かなりの武人だね。いいよ。処分は任せる」


 暗鶚さんは組織でもナンバー2の実力者だ。学生警察に身柄が渡るとこちらはかなりの痛手だ。


 突如、瞬が満身創痍でテレポートしてきた。


「逃げるぞ」


「え?どうしたの?」


「《シャドウ》があれを使いやがってこっちは僕以外、全滅だ」


 こうして、私達《シンプル》は、これ以上無い敗走を遂げた。

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