合宿
初任務終了の次の日、俺達は、学園長に呼び出されていた。
「合宿ですか」
「そう。因みに、二年生対一年生の模擬戦もやるから」
学園長の言葉に隊長が首を傾げる。
「待ってください。二年生は今、五人しか生き残っていないと言われていますが」
「そうだね、でもその代わり精鋭揃いだからね。新入生四十人相手に勝つことも十二分にあり得る」
そんなすごい先輩いたら俺のモテチャンス無くなるじゃん・・・
「ところで君達......」
「が~く~え~んちょ~う!!!」
学園長が話を変えようとすると、品行方正で真面目そうな女性がすごい怒って部屋に入ってきた。
「げっ。よっちゃん」
「仕事中は理事長と呼べと言ったでしょう?て言うか、何してるのよ?」
「今から、僕がつけた二つ名について......」
「はぁ。それ、全然浸透しないんだからいい加減辞めたら?」
「何!?まさか今年も!?」
学園長は涙目でこちらを見るが、皆、目をそらした。
「そんな~~~」
落胆する学園長をよそに理事長が話かけてきた。
「ごめんね。迷惑かけて。こんなアホでも凄く強いから戦闘訓練の相手をして貰うといいわ。じゃあ、ちょっと席を外して貰える?」
そうして、俺達は学園長室をあとにした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
次の日、俺は地獄にあっていた。
遡ること数分。
「お前、キモいから外で待ってろ」
緋ノ宮さんの一言でこの有り様だ。
ここは合宿場の建物内の廊下。今、俺以外は模擬戦の準備をしている。
俺が暇潰しに異能の制御練習でビリビリしているとみんなが出てきた。
「おい。行くぞ」
緋ノ宮さんはそう言うが待って欲しい。
まだ支度出来てないんですが。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
数分後、模擬戦会場に着くと、みんな既に仮想空間に転送済とのことなので急いで俺も転送してもらった。緋ノ宮さん許すまじ。超活躍して申し訳ない気持ちにして謝らせてやる。
俺は無事、仮想空間に到着。ステージは廃ビルが並び立つ廃れた都市。今回は土地の利用も重要になるだろう。
「それでは、模擬戦開始」
師匠の合図で模擬戦が始まった。
しかし、その刹那、俺は眉間に違和感を感じた。
読者の皆様に多大な感謝を。




