K
僕の名前はK。とある目的を果たすため、今は《シャドウ》に所属している。
任務を終えて、帰っている途中に同僚の壁山が話しかけてきた。
「まさか、《発明王》がアンドロイドの兵団を作っていたなんてね。でもさ、一目でどうして分かったの?」
流石、スパイと言ったところか。情報を聞き出す手掛かりは見逃さない。
「僕の能力はそういう事も出来るってだけの話さ」
「ふーん。まぁ、これで能力も素性も不明のKに一歩近づいたってわけだ」
「僕を探るのも大概にしろよ」
「そうだね。《ロストレガリア計画》のことも頑張らないといけないし。そう言えば、Kは参加しないって言ってたけどどうして?」
「見せかけの計画に参加するほど、暇じゃなくてね」
「見せかけ?」
「そうさ。表向きは《ロストレガリア計画》って《シンプル》、《シャドウ》合同の《三王》討伐計画だけど本当は《シャドウ》が《三王》に目を向けている間に学生警察を根絶やしにしようって計画だ。僕達は《シンプル》に騙されてる」
「ふーん。なんか気にくわないね」
「そうだね」
「あっ、僕、この先のスーパー寄って帰るんで」
そう言って、壁山は僕と別れた。
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私の名前は夢想天子。今日は同じ組織の城ヶ崎と《シンプル》支部の壊滅に来ている。
「すいません。ここは関係者以外......」
見張りをしていた男が話かけて来たが無視して、私の翼は男の首を落とす。
そして私たちはこの支部のボスの所に着いた。この支部はサイコキノやテレパスが多く、ほぼ全員、瞬殺だった。
今回もつまらなかった。そう思ったが最後の最後で予想外のことが起きた。
そこに居たのは敵のボスを斬殺したばかりの女性だった。
「こんばんは。秘密結社《エンデ・デア・ヴェルト》のお二人さん」
女性の言葉に城ヶ崎が答える。
「お久し......」
「黙れ」
城ヶ崎は言葉を遮られた。
それに、いつもなら黙らないのに黙っている。
「なにやってんの?あんた、四人しかいない《剣技王》の弟子の中で二番目に強いんじゃないの?」
私が聞くとやっと口を開いた。
「あの人は私と同じ師を持ち、私より圧倒的に強いと言えば分かるか?」
「えっ?」
「そこの女。あなたたちのボスは何処?」
ムカつく~。でも、城ヶ崎の様子からして迂闊に手は出せない。
「居ないわ。此処には私たち二人だけ」
「そっか~。無駄足か~」
「ボスに何の用?」
「ただの復讐よ」
そう言って女性は姿を消した。
第2章終了です。ここまでお付き合い頂き、本当に有難う御座います。これからもどうぞ御贔屓に。
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