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学生警察の活動記録《バトルレコード》  作者: 大道寺司
ヤンキー集団 《黒渦》編
20/199

脅威!!双葉兄弟の指揮能力

 私の作った氷の砦がいとも簡単に壊されるなんて・・・

 落胆の色を隠せないでいると、風間君が話しかけてきました。


「隊長、指示をください。気持ちは分かりますが、今は双葉兄弟を倒さなければ」


「そうね。岸田君、切島君はナイフ使いの30人と弟を足止めして下さい。その間に私と風間君で銃使いの20人と兄を無力化します。」


 そう言うと、私は早速、制圧に取り掛かる。しかし・・・


「撃て。」


 私は防ごうとするが10発の弾丸は全て外れました。

 前回は鉄パイプで殴って居たような人達ですから射撃が下手なのではと思いましたがどうやら違うようです。


「お前は、異能力制御が下手みたいだな。前回、見たとき異能力の出力こそすごかったけど使うときにいちいちモーションが必要で技の出が遅い。なら、お前がモーションを取れないように射線で動きを封じれば、異能力は使えない。」


 私は、ただただ絶句しました。こんなに高度な作戦を実行させる指揮能力を持っていたなんて。

 そう思うのも束の間、向こうもピンチだと気づく。


「こいつら、軍隊みてぇに統率が取れてやがる。」


 双葉弟の指揮のもと、ナイフ使いのヤンキーもかなり高度な連携が取れていて、2人がやられるのも時間の問題でしょう。

 指揮官を潰さないと勝機はない。


「風間君、双葉弟を最速で倒して。」


「了解。《追い風》。」


 風間君は異能力で移動速度を最大にして双葉弟に斬りかかるが・・・


「異能力、《同一人物(セイムパーソナリティー)》。」


 そして、1発の銃声のあと、風間君は死亡エフェクトとともに消えていきました。それは、風間君が双葉弟と異能力で入れ換わった双葉兄に撃たれ、殉職したことを意味していました。


 私は、仲間を失った悲しみとそれが自分の指示によるものだという不甲斐なさで膝が崩れ落ち、もう立つことも出来なかった。


 

 こんにちは、大道寺司です。まずは、読者の皆様へ感謝を。

 今回は、少し書きづらかったです。吹雪隊長視点だったし、双葉兄弟扱いづらいですからね。因みに、兄弟の異能力については後々、詳しい解説描写はある予定ですが、「入れ換わり」という認識で大丈夫です。

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