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狂 気 前 夜   作者: Raymond Kobayashi 訳:天野なほみ
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   プールの次の日の月曜日、僕は滋子の家に行きませんでした。そうしてその間、彼女はまた教会の女の子達とプールにいるかも知れないのです!その晩おそく、彼女は泣きながら大森にやって来ました。僕は電話を切ってありました。(父は大阪に出張していました。ミセズ・タカノが来る日でもありませんでした。)彼女は泣いていました!彼女の涙を見て心を動かさない者は石の心を持っているに違いありません。【もんくん、どうして電話に出てくれないの?わたし、何か、悪い事をした?】僕は嘘をつきました。音楽を聴いていたから電話に鳴って欲しく無かったのだと云いました。彼女は明らかに嘘だと知っていましたが、信じる振りをしました。彼女は僕の胸に顔を埋めてめそめそ泣き続けました。彼女は水着の事で怒っているのかと尋ねました。僕はそんな事は無いと云いました。【本当?もんくんがいやなら、わたし、もう、着ない。】僕はそうで無いと言い張りました。全然気にしていない。【本当?でも、わたし、もう、プールには行かない。】彼女は天使でした。

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