表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
美少年で人生やりなおそ  作者: うもうぶとん
幼少期編
26/73

残された問題




統括機関に監禁されることは免れたものの、まだまだ問題は残っている。




一つは、悪魔が俺をピンポイントで狙ってきたこと。

あの男の狙いは確かに俺だけだった。それに俺のことも「鍵」と呼んでいた。




二つ目は、俺の管理である。結界内の街で襲われた以上、このままここにいるのは危険だ。

また襲われる可能性が高いし、今は魔法を使える状態ではないので俺自身も反撃できない。

大地の魔法はもう使えなし、光因子の魔力コントロールもしたことが無い。

知識以外の魔法技術が振り出しに戻ってしまったのだ。丸腰に等しい。





今はエインズワース領内にある検査機関の中の一室でランスロットと基本的に二人で生活している。

マンションのような部屋でリビングと寝室、キッチンにバスルームにトイレも完備されいる。

食事の用意やその他の身の回りの世話をランスロットがやってくれているので不便さは無いが、やはり寂しい。


この部屋は二重結界にさらに内と外にそれぞれステルス系の魔法をかけている。これでしばらくは安心だそうだ。

しかしこれだけ厳重に保護されているため、人と面会できる回数も自動的に減っていった。


ユリエルやマリウスに会えなくなったのはもちろん、父様やルーにも自由に会えなくなってしまった。

俺がもっと強かったら、俺にもっとちからがあったら、そう考えずにはいられなかった。

もともと引きこもり気味だった俺は、外とのつながりを絶たれてますます塞ぎ込むようになった。

そんなとき俺を励ましてくれたのは、精霊達だった。


精霊は俺の心を癒してくれた。小さい人型の精霊が歌を歌ってくれたり、猫や犬のような動物の精霊は無邪気に俺に懐いて、撫でると嬉しそうに体をこすりつけてくる。その可愛さにとても癒された。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ