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美少年で人生やりなおそ  作者: うもうぶとん
幼少期編
24/73

目覚め 2



 「そうか…話すのはもう少し先にしておこうと思っていたんだが、早いうちに話しておこう」


父様がそういうと、父様以外のみんなが病室から出て行く。え、なに、そんな重大なことなの。


 「いいかい?落ち着いて聞くんだよ。」

 「…はい」

 「ウィルの中にある魔力因子が、光因子だけになった」


 「え?」


だって俺には大地の因子しか無いはず。


 「そして大地の因子が消えてしまった。今は光因子しかウィルの中に存在しない。

  このことで統括機関が動き出した。しかし、今までに因子が丸ごと変わる例がなかったから、扱いあぐねている。

  最初はこちらで検査するといったんだが、あれだけ大きく騒いだせいでそうも言ってられないんだ。

  全力を尽くすけど、もしかしたら…もう…一緒に暮らせないかもしれない…そのことは覚悟しておいてくれ」

 「父様…」


父様はきつく俺を抱きしめて、すまない、とささやいた。


 「お前のことは私が守るよ…じゃないとトリシアに怒られてしまうからね…」


ふふっと笑いながらも、抱きしめる腕の強さは変わらなかった。




 「父様」

 「なんだい?」

 「こんなときになんなんだけど、一つ言ってもいい?」

 「言ってごらん」




 「俺、精霊が見えるようになったみたい」






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