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悪魔の継承3  作者: 夜海 来火
第5章 白龍本部襲撃作戦
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73話 遭遇

トネイルが所属するパーティ赫花は建物内を移動している途中、白龍連合のビューカーと遭遇してしまったのであった。

ビューカーは二本の細剣を構えると、トネイルは銃を構えてビューカーに挑発を仕掛けた。


「さっさと来い。すぐに撃ち殺してやる」

「あっはははは!おいおい!灯城さんを殺したぐらいで調子に乗んなよ!」


ビューカーはそう言うと背中に白銀の翼を生やし、翼を羽ばたいてトネイルへと高速低空飛行して行った。

トネイルは何とか高速低空飛行して来たビューカーの攻撃を避け、その直後銃弾を放とうとしたが、ビューカーは背中に生えている白銀の翼から無数の羽根をトネイルら赫花へと向かって飛ばした。


「避けろ‼︎」


赫花の司令塔パサーはそう指示を出すと同時にその羽根を避けて回避した。

トネイルもその無数の羽根が飛ばされた場所から離れた場所に回避したが、もう二人の赫花の班員が避けることに間に合わず、一人は盾を使って羽根を防ぎ、もう一人は身体中に羽根が突き刺さってしまっていた。


「ぐっ!このくらい!」


羽根を身体中に突き刺された班員は思っていたより重傷ではなかった。盾で羽根を防いだ班員も無事だろう。

そうトネイルは思い込んだその時、ビューカーがニヤリとしながら指を鳴らした。


「はい!ドーン!」


その瞬間、床に突き刺さった羽根や盾に突き刺さった羽根、班員の身体に突き刺さった羽根が一斉に大爆発を起こした。

激しい大爆発は羽根を突き刺された班員はもちろん、盾で羽根を防いだ班員をも飲み込み、トネイルと司令塔パサーを爆風で吹き飛ばした。


「ーーッ‼︎‼︎」

「ティーチ‼︎ハタル‼︎」


司令塔パサーは爆発に飲み込まれた二人の班員の名前を必死に叫んだが、爆風が収まった頃には二人とも原型がわからないように灰のような姿に化してしまっていた。


「あっはははは‼︎この翼はただの羽だとでも思った?この翼も天使武器なんだよ!この翼から放出される羽根は合図を送ればドカン‼︎」


ビューカーは笑いの表情を浮かべながらそう説明していると、司令塔パサーがトネイルに問いかけた。


「無事かトネイル」

「……」


トネイルは返事を返さなかったが、すぐに起き上がっていた。

灰のような姿に変わってしまった二人の班員ティーチとハタルの姿を見たビューカーはソワソワしながら笑みを浮かべた。


「あっはははは‼︎いいねぇその姿!焼き焦げた身体!ククク、この快感!最っ高‼︎」

「……許さん」


ビューカーが笑みを浮かべていると、トネイルは鬼の形相でビューカーを睨み付けた。

ビューカーはトネイルを見下しながら挑発をし始めた。


「あれ?今なんか言ったの?そーいえば、さっきすぐに撃ち殺すとか言ってたけど。今なんて言った?」


するとトネイルは目にも見えぬ早撃ちで銃弾を放ち、飛んでいるビューカーの頭を銃弾が貫いた。


「貴様は許さん。そう言ったんだ」



決着はついたのか⁉︎




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