表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪魔の継承3  作者: 夜海 来火
第4章 凄絶な戦いの中で
44/146

39話 作戦変更

セツヤが黒い箱ブラックボックスで姿を消した時、ふとガルドのことを俺は思い出した。

ガルドも黒い箱ブラックボックスを使って逃げたことが過去にあった。もしかしたら、奴らの拠点は悪魔界にあるのかもしれないと。



その時、デュージルに黒虎連合の本部から連絡が入った。


「敵は悪魔界に逃がしてしまいました。ですが、敵の名と顔、戦闘情報を得ることができました」


デュージルはそう説明すると、黒虎連合の本部は何やら慌てた口調で指示を出して来た。


『すぐに豪蓮はその橋から北に進んだ拠点へ向かってくれ!』

「と、言いますと?」

『白龍連合が攻撃して来た!お前たちも戦ったことがある灯城正凪とうじょうまさなぎがそこにいる!』

「わかりました。そちらの状況を教えて下さい」

『状況は劣勢!敵のアタッカーである灯城だけでなく、不死身であるマラフもいる!心して掛かれ!』

「了解」


デュージルはそう連絡を受け、俺たち豪蓮はその指示通りに、北の拠点へと進み出した。



黒虎連合本部では、黒将という名のエリートパーティが待機していた。

彼らは黒虎連合の最後の切り札と言っても過言ではない。


「俺たちも拠点に向かったほうがいいんじゃないか?相手はあの灯城だぞ」


大剣を背負った男はそう問いかけた。

彼は黒将のアタッカーであるハビルという男だ。

そんなハビルに巨体のサポーター、デガムスが問いに答える。


「大丈夫だ、今増援がその拠点に向かっている。それでも危険なのなら、我々も行こう。それでいいな?キシラ」


デガムスはそうキシラに聞くと、そのパーティの司令塔であるキシラ・ホワイトは答えた。


「いや、俺たちはこのままここで待機だ。増援は恐らく大丈夫だろう」





その増援である俺たち豪蓮は北の拠点に向け林の中で馬を走らせている時、俺たちの前にある男が現れた。


俺たちは馬を止め、戦闘態勢を取った。


「こいつは……‼」


デュージルはその男を睨みつけた。

俺はその男に向かって勇ましく声を上げた。


「松田隼人‼」



俺たちの前に現れたのはあの松田隼人だった。

松田隼人は死神の黒剣デスブラックソードを構えこう言った。



「よぅ、また会ったな。ボウズ」





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ