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悪魔の継承3  作者: 夜海 来火
第2章 連合領地争奪戦
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19話 有名にしてやる

豪蓮と灯城が戦っている一方、トネイルが所属する赫花は他の三人を前にしていた。


赫花の刀を持った男は言う。

「4対3、圧倒的にこっちが有利だ!トネイル先輩もいるし!」

「油断するな!豪蓮は4対1でも苦戦している!気を抜くと死ぬぞ!」

「は、はい!」

その男は注意されると、慌てて刀を構えた。



すると敵三人の一人がトネイルに向かって走り出した。トネイルはその敵に向かって銃弾を放ったが、敵はその銃弾を瞬間的に避けた。


反応が早過ぎるのだ。

その敵はトネイルに接近すると、トネイルは至近距離で敵に向け銃弾を放ったが、また避けられてしまった。


銃弾を避けた敵はトネイルを殴り飛ばした。



「ククク。もっとよく狙って下さいよ。“射撃の虎”さん」

「ちっ……」


トネイルは舌打ちして起き上がる。


刀を構えている男は震えながら呟いていた。

「そんな!悪魔武器の魔鳥の眼球ファルザーアイを持つトネイル先輩が攻撃を二回も外すなんて!」


すると先ほど刀を持った男に注意した赫花の隊長は言う。

魔鳥の眼球ファルザーアイは相手の動作、空気の流れを全て読み取り確実に攻撃を狙える眼だ。だが、あの敵はどんなに狙おうと……」



「瞬間的に避けてしまうということか」


トネイルはそう言うと、その敵は答えた。

「その通り、俺の名はマラフ。“射撃の虎”の銃弾を避けたってことで有名にさせてくれ」

「そうだな」

トネイルはそう言うと、マラフに向け走り出した。



するとマラフの胸ぐらを掴み、拳銃で頬を殴りつけ、殴りつけた直後に銃弾を放った。


「“射撃の虎”に敗北したということで、有名にさせてやる」





トネイルはそう言い放った。

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