悪魔くん さよなら!!
SFカテゴリーで『光と陰-織りなす夢に形』に、双子の美人をヒロインにして毎日投稿しています。
僕らの人生における『夢』って一体なんなんだろう? というテーマで物語を綴っているのですが、それを読んで頂いている方々はもちろん!エッセイ好きな方々も是非ご一緒に時間を過ごせればと思い、そもそもSNSでアップしていたエッセイをここに書くことにしました。
実はエッセイを書くのが好きなのですが、そんなものを投稿しても誰も読んでくれないだろう!と思い、その気持ちを小説に織り込んでいました。
このエッセイで書く事柄は、その物語の種になっていくのだと思います。
その時々で思った事感じた事を綴っていくため投稿は不定期です。
こちらも是非お付き合い下さい!
僕はつい最近まで大学教授をしていました。
リタイアした一つの要因は昨年末緊急入院した事です。
喉がいきなり腫れて呼吸困難になったため近所の耳鼻科に行ったところ
「これじゃ、死んじゃいますよ! すぐ入院してください!」ということになったのでした。
病院のベッドに寝かされて点滴をやられたところで
いきなりナースコール!
息が全くできなくなったのでした。
鼻から酸素を入れたりして、
僕は少しでも肺に空気が入るように必死でした。
そして
呼吸ができない事により死の恐怖が襲ってきたのです。
『好きなことをずっとやってこられたから、今死んでも後悔しないね!』
とか言っていた自分が恐怖に駆られているのです。
『今 ここでは死ねない!』と強く思ったのでした。
病院のベッドを垂直に立ててお尻が痛くなりながら座って睡眠し
翌朝やっとその恐怖の悪魔が去っていきました。
咽頭がものすごく腫れて、肺にいく器官を塞いでいたのです。
そして、腫れがひくまで安静入院となったのでした。
いつもは喉の腫れであれば行きつけの内科に行くわけですが、
なぜか、この時は耳鼻科が浮かんだのでした。
これが運命の分かれ道なのか!?
もし、内科に行っていたら内視鏡がないため、
薬をもらっておしまいだったと思います。
ということは、死んでいた事になると思います。
原因は、喉が炎症を起こしていたのですが、風邪?それとも自律神経?と思い
元々喉が弱い自分はいつもの持病かな?と思いつつ1ヶ月以上ほっておいたのです。
大学の講義は1回90分喋りぱなし
どんどん喉が腫れてきて
そこでどこかで細菌を拾って今に至ったのでした。
まあ、症状はここまでとして、
入院して感じた事なのですが、
1度目の入院が小学校時代
今回人生2度目の入院につきほぼ初心者
死にそうな自分がいて
同室の老人の高イビキがものすごく頭に響き
また、同室のため室温調整ができず物凄い暑さ(老人なので寒がりなのです)
トドメが簡素な病院ベッドの硬さでした。
人間 点滴だけで飲食ができず寝たきりで辛い環境では
理想の空間を頭に描くもの
そこで浮かんできたのは、
なんと いつもの家でまったりしている自分だったのです。
いつもの部屋で
いつもの食べ物を食べ
たまにしか食べないカレーライスが浮かんだり・・・
妻となんでもない会話をする・・・
というごくごく普通の生活だったのです。
これが死と隣り合わせになった僕の理想だったのか!?
とある意味欲のなさに驚いたのと同時に
いつも妻と毎週観ている
BS『小さな村の物語 イタリア』の人々が浮かんできたのでした。
教職に就く前は、
海外との仕事が多く、月に2回海外出張に行っていました。
そのビジネスシーンでよく出会ったのが、
今やあらゆる利権を押さえて世界を牛耳っているあの民族
要求がものすごいのです。
まるで欲の塊
そして噂通りの金の亡者だったのです。
そう彼らは、プラットフォームを造り上げるのがとてもとくい
それを押さえて利権ビジネスを展開して行くわけです。
それも欲を煽るような・・・
僕がいたファッション業界で言うならば
ブランドからデザイナーからファッション雑誌まで押さえ
全てが同胞のビジネスなのです。
逆にこれが体験できたことは僕の人生の宝なのかもしれません。
そこでこの歳になってやっと結論に達しました。
人間の欲は計り知れないのだ!
しかし、なんでそんなに欲が出てくるのか!?
冷静に考えてみると『欲』と言うものが『悪魔』とかぶってきたのです。
つまり強欲の人はそれがない人間にとっては悪魔に映るのでは!?
一瞬冥土を見た僕は、
幸い自分の欲の度合いを知ることができました。
よく言われることですが、
『死ぬとお金は持っていけないよ!』
ないと困るけどあっても困る厄介なものなのです。
まあ、飲み込まれないように上手く付き合って
『小さな村の物語 イタリア』の人々のように
今では身の丈にあったなんでもない幸せな日々送ることが夢となりました。
皆さんも是非 自分にとっての悪魔を見極めてみてください。
こんなメッセージなどを僕の小説に盛り込んでいます!
是非 読んでみてくださいね!