7/20
コーヒーを淹れてほしい
数時間遅れでやってきたメイド服の彼女に最初のお仕事を依頼する。
コーヒーを入れてくださいな。
メイド「むしろ寒かった私をねぎらうためにお前が入れるべきでは?」
冷え込みの中やってきたことでお怒りだ。
お仕事であることを忘れていらっしゃる。
ほら、ちゃんとスタバのコーヒー用意したからさ。
メイド「どうしたんですか。気前がいいですね」
ドリップコーヒーだけど許して欲しい。
そしてレンジ横においていたドーナッツの箱を開けて見せる。
とりあえず10種10個入っている。
メイド「そのチョコレートは私の」
指名以外にもどれにしようか迷っているのが口角でわかる。
その顔が見たかったんだ。