13/20
寝起きとメイド
体力回復という名目の睡眠ならば、ある程度時間の確保が必要だ
あと5分、いや15分長く寝たい欲望がつきまとう。
メイド「起きてください。時間ですよ」
布団は既に剥がされている、寒い。
何度か瞬きをして時計を見ると予定より30分遅れての起床。
急いで準備しないと。
メイド「私は悪くないですよ」
外は暗闇にまっしぐらで自然に起きる要素がないんだ。
水をかけてでも起こして欲しい。
メイド「かけたじゃないですか」
喉に変な空気が流れ込むのと同時に枕元を手で探った。
濡れてはいなかった。
メイド「明日からはそうしますね」
メイド「それで朝ご飯は食べますか?間に合いますか?」
それはもちろんいただきます。
遅刻をしてでも頂かないと一日の楽しみがなくなってしまう。




