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うちのメイドは手厳しい  作者: おりゆき
12/20

朝にメイド

誰でも気持ちよく寝ているところを起こされたら不満が生まれる


メイド「起きてください!時間ですよ」


ただそれがメイドさんによるものであれば別の話だ

あと10分寝たいわがままを喉の奥へ押し戻す


メイド「ご飯冷めちゃいますよ」


広角を下げて言われては布団から飛び出るしかあるまい。

今日は既にメイドさんに依頼を伝達済み。


実は一週間前から今日の朝ご飯が楽しみでしょうがなかった。


メイド「変なお人」


肉のいい匂いがする

朝から豪華だ。

メイドさんはカーテンを少し開けて窓の外を覗く。


メイド「もう太陽は見えていないのに朝ご飯なんて」


ツッコミどころそこですか。

様子を確かめて満足したのかカーテンを元に戻す。


メイド「早く朝ご飯食べないと遅刻ですよ」


最速で現実に戻された。

時計を見ると確かにあまり時間はない。


でもまずは目の前に広がる食事の夢を堪能することにしますか。

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