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朝にメイド
誰でも気持ちよく寝ているところを起こされたら不満が生まれる
メイド「起きてください!時間ですよ」
ただそれがメイドさんによるものであれば別の話だ
あと10分寝たいわがままを喉の奥へ押し戻す
メイド「ご飯冷めちゃいますよ」
広角を下げて言われては布団から飛び出るしかあるまい。
今日は既にメイドさんに依頼を伝達済み。
実は一週間前から今日の朝ご飯が楽しみでしょうがなかった。
メイド「変なお人」
肉のいい匂いがする
朝から豪華だ。
メイドさんはカーテンを少し開けて窓の外を覗く。
メイド「もう太陽は見えていないのに朝ご飯なんて」
ツッコミどころそこですか。
様子を確かめて満足したのかカーテンを元に戻す。
メイド「早く朝ご飯食べないと遅刻ですよ」
最速で現実に戻された。
時計を見ると確かにあまり時間はない。
でもまずは目の前に広がる食事の夢を堪能することにしますか。




