風邪のお使い手
まずはメイドさんに買い出しの依頼をすることに成功した。
これで一安心。数十分後にメイドさんから電話。
どうやらスーパーにいるらしい。
メイド「それでネギ以外は何が必要でしょうか」
いやいやネギはいらないんだよ。
メイド「桃の缶詰がいかがですか。アレルギーはありますか?」
アレルギーは大丈夫です。
メイド「缶切りはありますか」
頭がぼーっとするなかキッチンの方を見つめる。
たしかワインのボトル開けに付いていたと思う。
メイド「それはいいですね。」
メイド「でもメロンなら缶切り不要ですね。こっちにしましょう。」
たまにはメロンもよいか。でもスイカのほうが水分多そうで食べやすそうじゃないか。
メイド「もうご飯は召し上がりましたか?まだですよね」
お察しのとおりだ。このあたりはさすがメイドさん気が利く。
メイド「ではお寿司を取りましょう。電話しておくので受け取ってください。」
前言撤回。立つのがイケそうなら自分で買い出しに出かけたほうが良いか。
メイド「そうでした。仕方ないのでこのお寿司にします。楽しみにしててください。」
電話が切れた。
領収書の請求が怖いがとりあえず待つしかできないな。




