俺だけ悪徳貴族に憑依したようです。 その2
こんにちは、こんばんは作者の限界社畜です。
二話目更新しました。
仕事を激務でなかなか書けませんでした。
「・・・以上がの内容がヨワテレ様か支持を受け調べた内容になります。何かご不明な点等ございますか?」
そう俺に報告するのはクレセン家に使える執事の中で主に情報を担当する中年の男性。
ヨワテレの記憶によればその男の名をタグオル。
俺が目覚めた後に部屋に入ってきて、身体に異常がないか確認してきたためついでに調べごとをして貰っていた。
雰囲気や言動が普段と違うらしく疑惑の目を向けられたが、祝福の影響だろうと深くは追求されなかった。
「ご苦労だったな。ひとまず問題ない。お前等ももう下がっていいぞ」
「かしこまりました。また何かございましたら部屋の前で待機しているメイドまでお声掛けください。
では、失礼いたします。」
俺はタグオルから説明を受けた内容とヨワテレの記憶を辿り整理した内容を合わせ必要なものを整理するべく、タグオル含め部屋に控えていた使用人を下げさせる。
俺が記憶を辿り必要だと思ったのは次の事柄で、これから起こるであろう事件をどう対処するか判断するべきことでもある。
・現在は<クラス皆でこの世界を生きていく>。の原作開始からおよそ一年前であり、ヨワテレは現在14歳で祝福を受けたあと三日三晩寝込んでいたらしい。
・国に住むもので14歳になると教会に行き祝福を受けてステータス(職業、才能、神器を授かっているか)を調べることになっている。つい先日ヨワテレも教会で調べて貰っている。この時に平民で優れたステータスを持つものは貴族の養子になったりと人生のターニングポイントになることがある。
・まれに授かった職業や神器などにより受ける前と性格や言動が変化するもが現れるらしい。詳しくは分かっていないが授かったものに人体が適応しようとしているといわれている。今回俺はこのケースだろうと判断され特に言及されることはなかった。
・この国では貴族の子及び試験を合格した平民の子は15歳になると国が運営する高等学園に入学することになっており、その準備段階として祝福を受ける。
・その学園の名が<クラス皆でこの世界を生きていく>。の第二章のメイン学園編の舞台である王立アルセレウス学園。
それでいてタグオルから聞いた情報などを加味するとほぼ間違いなくこの世界は<クラス皆でこの世界を生きていく>。であり、あと一年に国王の指示により異世界からの勇者召喚が行われるらしい。
「おそらくクラスメイト達が召喚されることになるだろうな。一緒に魔法陣のようなものに包まれて俺だけ憑依しましたなんでことはありえないだろうし。時系列が合わないのはご都合展開ってやつだろう。」
なんで俺は召喚じゃなくて憑依なのかは理解が出来ないが、起きてしまったことは仕方がないと割り切って俺の将来の破滅フラグをどう回避するかに集中しなければならない。
召喚された勇者に関わらなけばいいだけの話であるが、そこはファンタジー要素か世界の強制力が働くことは十分に考えられるため様々なパターンを考える必要がある。
「兎にも角にもまずはヨワテレが授かったステータスを確認することから始めないとな。『敵を知り己を知れば百選危うからず』という言葉もあるしな。」
一度祝福を受ければその後は自由にステータスを確認することが出来る。
「ステータス・オープン」
そういうと目の前にカーナビくらいの大きさのものが現れた。
名前 ヨワテレ・クレセン
種族 人族
称号 クレセン家時期当主 神器を授かりし者
職業 神器使い 貴族
才能 刀術 馬術 魔力操作 血統魔法
神器 全知の書
H26 A21 B13 M36 S29
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