表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/111

プロローグ

年末に、しかもプロローグだけとか(汗) まぁ、桜月なんで。

 思えば、私は恵まれていたのだと思う。


 私は父に似てる。ええ、そらもうそっくり瓜二つ。中身が。ありがたいことに、外見は母似でよかったと周りに言われるし、父には悪いが私もそう思う。


 父は、学生時代からモブ君やらステルスやら言われてたらしい。親友の奥さまからつけられたあだ名が「不憫君」という。なんか人生を表してる言葉だよね。


 そう、あの「不憫君」ね。知ってる人は知ってる、最強のステルスと言われた、存在感ゼロの。


 あの人の娘で得したのなんて、モテる幼なじみ達絡みのあれやこれでしかないわ。


 でも、だからこそ思う。


 私は家族にも幼なじみ達からも、周りからも愛されていた、と。


 こんな時に気づくなんて遅すぎだろう、私。身体は動かないし声も出せない。手足が冷たくなってきてるのがわかる。耳鳴りが酷くて、周りの音も聞こえない。


 近くに誰かいた気がする。なにか叫んでたと思う。わからない。痛みがないのが怖い。助かるなんて楽観的に思えない。だって、私はトラックにーー。



 こんなとになるのなら、伝えればよかった。たった一言だったのに。


 後悔役立たず。ほんとだね、真桜ママ。まったくもってその通りだよ。今度があったなら、今度こそちゃんと言うよ。


 大好きだよ、ーーちゃん。



始まります。頑張ります。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] 主人公の前世父、不憫くん? なら母はちぃちゃんじゃ? 真桜ママ?なぜに??
[一言] ねくすと! を書いてくれたのはありがたいです!
2020/04/21 12:39 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ