1/1
ファンタジー宇宙グリッティの惑星ユーヴァにて
・新ユーヴァ歴10萬とんで13年、樫の月第一水の日
「書店で見ましたよ」「サインください」とかなんか顔見知りの連中から言われたので何のことかと思って聞いたら、
俺のなくした日記が本になって纏められてた。
それも一冊分とか二冊分とかじゃなくて百冊分くらい。
しかもそれを題材にした小説まで勝手に出版されてた。
直訴したら近々メディアミックス展開もあるから今更無理とか言われた。
俺の名前(偽名だけど)と近況を使って勝手に英雄譚にしないでくれ。
無くした日記の補填のために一通り買った。
なんか損した気分だ。