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マオウシステム  作者: 壱壱零五
本章
2/9

第一章

●第一章 ―新たなる勇者―


―謁見の間―


国王「なんと!ではそなたは本当にあの魔王を倒したと言うのか!?」

勇者「はい、証拠の品はこちらに…」


勇者は魔王の装備を国王に差し出した


国王「これは確かに…むむ…偽者ではいようだ」

勇者「それとこちらを…」

国王「これは、まさか…」


勇者「先々代の勇者、ノーブル様の所持していた指輪です。残念ながら、先代勇者…エイベル王子の遺品は見受けられませんでした」

国王「そうか……しかし…事が事だ。そなたの報告を疑う訳では無いが…魔王討伐を公にするにはまず、事の確認を行わねばならぬ。その旨、判ってくれるな?」


勇者「判っております。私としても、国民には確信を持ってから明かして頂きたく思いますので…」

国王「判ってくれるか、すまぬな」

勇者「いえ。では、私はこれで…」


国王「待て。時に今夜の宿は決めてあるのか?」

勇者「いえ…そう行った事は特に何も…決戦の事で頭が詰まっておりましたので」

国王「では、そなたさえ良ければ城の客間…王子の部屋だった場所に泊まって行くが良い。いや…事の全てが明らかになるまでここに留まっていてはくれぬか?」


勇者「国王様さえ、それで宜しいのでしたら…」


勇者は王宮の客室に泊まった



―勇者の夢の中―


勇者は 今は亡き恋人の夢を見ている


勇者「何故だ…何故君が魔族なんかに!」

魔族エレナ「私は…魔王様に魔族にして頂いたの、そして全てを知ったの。いえ、全てを知って魔族にして頂いたの?」

戦士「ダメだ…マトモに会話すら出来てない!」

僧侶「魔族になってしまったのよ!?正気で居る訳が無いじゃない!!」


勇者「くっ…エレナ……俺達の仲間だった頃の君はもう居ないのか!」


戦士「迷うな!そいつはもう魔族だ!人間じゃない!」

僧侶「おまけに、人間だった時よりも格段に魔法の威力が上がってる。早く倒して、このままじゃ…うわぁぁぁぁぁぁ!!!」


エレナの攻撃

僧侶と戦士は消し炭になった


勇者「戦士!!僧侶!!!」


勇者「くそっ…くそぉっ!!!エレナは…誰よりも優しかった…誰よりも強い心を持っていた……お前は、エレナじゃない!!エレナであってたまるか!!」


勇者の攻撃 

クリティカルヒット! 勇者はエレナに358のダメージを与えた


エレナは倒れた

勇者は 11043の経験値を得た

勇者はレベルが上がった

勇者はレベル51になった

.

.

.

勇者はレベルが上がった

勇者はレベル72になった



―王宮の客室―


勇者「嫌な夢だ……」


勇者は目覚めた



―バルコニー―


国王「…あらゆる方面からの得られた情報を統合し確認を行った結果……勇者が魔王を倒したという事実に疑いの余地が無い事が判明した。故に、その事実………即ち魔王討伐の完遂をここに宣言する!」


国民A「わぁぁぁぁー!!!やった!これで苦しみから解放される!」

国民B「勇者様っ万歳ーーー!!」

国民C「国王様万歳!!!」

国民D「王国に栄光あれーー!」


国王「見よ勇者よ…これがおぬしの勝ち取った物…守り切った物じゃ」

勇者「いえ…私一人の力ではありません。一緒に戦い抜いて来たパーティーメンバーたち、私を魔王の城まで導いてくれた仲間達…道を切り開いてくれた王宮騎士達…そして……ここにいる国民全員で勝ち取った勝利です」


国王「謙遜をするでは無い…全てはおぬしが居なければ成し得る事の無かった事じゃ」

勇者「ですが…」

国王「少なくとも、ここに居る国民達はそう思っている。今はその気持ちを汲んで手を振ってやってはくれぬか?」


勇者「…………はい」



―王国と帝国の国境にある 領主の屋敷―


メイドA「ねぇねぇ知ってる?うちの領主さま、勇者様だったんだって」

メイドB「そうなの?こんな場所とは言え、あんなに若いのに領土を任されるなんて、ただ者じゃないとは思ってたけど…じゃぁ、やっぱり凄く強いの?」

メイドA「そうそう、今だって…本来なら使用人や魔法使いにやらせるような仕事も自分ホイホイでやっちゃってるでしょ?」


メイドC「だったら…もし隣の帝国が攻めて来ても大丈夫よね」


メイドA「ちょっと、変な事言わないでよ!帝国って、200年以上も続いてる同盟国でしょ」

メイドC「でも…それって最初は魔王討伐までの一時的な物だったんでしょ?」

メイドA「それはそう…だけど……」



―王宮の一室―


軍師「―――以上、調査隊からの報告でした」

国王「やはり………帝国との戦争は避けられるぬか」


大臣「しかし、もし戦争になったとしても…国境の領地には元勇者が配属されているのですから…」

国王「彼を軍人のように扱うな。任務ではなく報酬としてあの領地を与えたのだぞ?」


???「表向きは…でしょう?この事態を招いた張本人なんだから、一役かって貰うくらいは良いでしょうに………国王様はつくづくあの勇者さまの事がお気に入りのようですね」


国王「勇者では無い…今はもう、元勇者だ…」


???「おっと失礼。しかし、そもそもは…あの勇者さまが魔王を倒した事が原因な訳で…」

国王「口が過ぎるぞ…」

???「おおっと、またもや失礼…しかし国王さま、この事態の収拾をどうやって付けるおつもりで?」


国王「………まずは、新たな勇者を探す」

???「成る程…ではしばしお手並み拝見としましょう」



―勇者の夢の中―


勇者はかけだしの頃の夢を見ている


国王「おぬしが此度の勇者か」

勇者「はい」


国王「では、勇者としての指名について説明を…改めてさせて貰う」

勇者「はい」


国王「大まかに言えば…勇者であるお主がモンスターを倒して力を付け、最終的に魔王を倒すのが目的だ」

勇者「はい」


国王「その宝箱には軍資金として300Gとひのきの棒が入っている。他に聞いておく事は無いな?」

勇者「いいえ」


国王「では何を聞きたい?」

勇者「他の勇者について」


国王「他に勇者となる者はおらぬ、が無論一人で戦わせる訳では無い。旅の途中で出会った者をパーティーメンバーとして連れて行くが良い。他にも何か聞きたい事はあるか?」

勇者「はい」


国王「では何を聞きたい?」

勇者「装備について」

国王「武器や防具はただ持っているだけでは意味を成さぬ。しっかりと装備して戦闘に望むのだ。また装備の中には特殊な力を持った物も…」


勇者「いえ、そうではなく」


国王「では何を聞きたい?」

勇者「有象無象の大多数に与えるのならまだしも、少数精鋭のはずのパーティーを結成ための軍資金が300Gとひのきの棒と言う理由は?金銭はともかく、せめて一般兵装を支給して頂きたいのですが」


国王「当然そこは気になるだろう…だが、それを行う訳には行かぬ」

勇者「何故ですか?」


国王「ある程度強い装備を与えれば、戦いは楽になる…当然魔王討伐への侵攻も早まる事だろう」

勇者「そう思うのでしたら何故?」

国王「だが…そうして武具に頼った歩みを進めた所で、いずれ装備の力では勝てぬ相手にぶつかる。そう…先代勇者のようにな」


勇者「………」

国王「改めて問おう。おぬしの最終目的は何だ?」

勇者「魔王討伐です」


国王「では、力を付け自らを高める事を最も重要視するべきだ。なに、路銀が心許ないと言う意味では心配をするな。モンスター討伐による報奨金の話を後で聞かされるはずだ。それをこなして―――」



―領主の寝室―


勇者は目が覚めた


メイドA「領主さまっ!!!」

勇者「どうした、朝っぱらから騒々しい…」


メイドA「敵襲です!帝国が――――!」

勇者「なっ………―――」


―王宮の一室―


国王「やはり来たか…」

大臣「えぇ…しかもこの期に乗じ、公国や合衆国までもが動きを見せ始めているようです」

???「ところで国王様。新しい勇者探しの件はどうなったんですか?」


国王「………」


???「聞いてはいけない事だったようですね。しかし、よりにもよって彼…元勇者の治める領地に攻め込むとは、中々面白い事をしてくれますねえ」

国王「茶化すな!」


???「はいはい、こんな時の王様は怖い怖い。にしても、何であえてあの場所なんでしょうね?迂回するなりして別の場所から攻め込んだ方が結果的に被害も消耗も少ないでしょうに…」


国王「…勇者を倒せば実質上の勝利である事を判っているのだろう」


???「何ですかそれ?国を倒さずに勇者を倒せば勝利?そんなの戦争じゃないでしょう」

国王「そう…戦争にもならんのだよ。わが国の兵力は魔王軍との戦争でほぼ底を突き、事実上外装が残っているに過ぎん。攻め込まれればそこで終わり………そんな状況なのだ」


???「だったら尚更迂回して攻め込むべきでは?一方的に攻め込んで終わりでしょう?」

国王「では、そうして攻め込んだ場合、我が国はどうなる?」


???「そうですねぇ…王国が無条件降伏でもするなら、王国が丸々帝国の物になる訳でしょうが…実際は徹底的に抵抗するでしょうから、一方的に虐殺された死体の山に、侵攻でボロボロに壊れた土地や建物…言い方を変えれば、何も無い土地と生き残った僅かな奴隷…」


国王「そして彼…勇者だ」


???「いやいや、勇者一人が残ったからと言ってどうするんです?例え制圧前に駆け付けたとしても、一国を相手に…」

国王「いや、彼ならばやる…例え国が無くなろうとも、侵略者に屈する事無く最後まで戦う。そして…その後の結果は…」

???「成る程……バックアタックのリスクを侵して、ボロボロになった国を手に入れるよりも…早々に決着を付けて、残った戦力で無傷の国を手に入れた方が良い…そういう腹積もりですか」


国王「恐らくは……な」



―国境 帝国軍の野営地―


帝王「バーカ!コソコソ勇者を避けて国を手に入れたって、他の国の笑い者になるだけだろうが。こういうのは、正面切って押し切った方が後腐れ無ぇんだよ」


部下A「で、ですが帝王陛下…」


カイン「良いじゃないですか、帝王様らしくて。僕はこういうやり方好きだよ?」

帝王「だろ?お前もそう思うだろ?」

部下A「カ、カイン隊長まで……」


カイン「あ、でもね。二人とも間違ってる所があったから訂正してあげるよ」

帝王「ん?」

部下A「え?」


カイン「まず帝王様から…相手は勇者じゃなくて、『元』勇者ね?次にキミ…名前は何だっけ?まぁ良いや。僕の事はカイン隊長じゃなくて……」


  カイン「勇者様…って呼んでよね―――」



―国境―


帝王「――――以上を以って宣戦布告とし、先ず元勇者たる領主に戦を申し込む物とする!」


???「開戦…そして事実上の最終決戦という事になりましたねえ」

国王「すまぬ…本来ならば、勇者の立場を退いたお主に、このような事をさせる訳にはいかぬのだが…」

勇者「いえ、構いません。どの道、勇者としてでは無く領主とてこの戦には望まねばいけない…そう考えていましたので」


国王「しかし…」

???「良いじゃないですか王様、本人がやる気なんだから。ねぇ勇者さま、相手がモンスターじゃなくて人間でも倒せますよね?」

勇者「無論…」



―戦場ー


兵士A「勇者と言えど相手は一人だ!押し切れー!」

兵士B「回り込め!視角から攻撃するんだ!」


勇者の攻撃

兵士Aは倒れた

勇者の攻撃

兵士Bは倒れた

.

.

.

兵士1D03は倒れた

兵士1D04は倒れた


部下A「陛下、こちらの軍団は意味を成してるんですか??傷一つ負わせられないまま切り伏せられていますが…」

帝王「雀の涙程だが意味が無いって訳でもなぇさ。いくら元勇者と言えども、あれだけの数を相手にすれば体力も減るし魔力も使う」


カイン「そう、少しずつ…少しずつだけど、ネチネチネチネチ攻められて色んな物を削られて行くのさ」


帝王「さすがは経験者、嫌な思い出は覚えてるって感じだなぁ?」

カイン「ハッハッハ、そんな思いをさせた張本人は黙っててくれないかなぁ?」



―勇者の回想―


勇者は昔の出来事を思い出していた


勇者『どうしたエレナ…さっきの戦闘で怪我でもしたのか?』

エレナ『あ、勇者くん。ううん、ちょっと考え事してただけ』

勇者『またか?今度は一体何を考えてたんだ?』


エレナ『モンスターと動物の違いを…ね』

勇者『モンスターと度物の違い?それは、人間を殺す事が根本にある生き物…ってだけじゃないのか?』

エレナ『うん、それもあるね…モンスターは普通の動物と違って、食べるためだとか守るためにじゃなくて…人間を殺す事その物を目的として襲ってくる。でもそれだけじゃないんだよ』


勇者『と言うと?』

エレナ『もっと根本的な部分…例えば、私達がはぐれ狼って呼んでるモンスターと、普通の狼。この二匹の違いは何だと思う?』

勇者『違い…か?そうだな…見た目はほとんど同じで、決定的に違うと言えば強さくらいか?』


エレナ『そう、そこだよ。見た目が近いって事は、擬態か近い種族のどちらかって言う事になるんだけど…種族が近いと仮定した場合…双方の能力の開きに説明を付ける、仮説を立てる事が出来るんだよ』


勇者『どういう事だ?判り易く教えてくれ』


エレナ『つまり…個体差か突然変異。はぐれ狼も狼も元は同じ種族だったけれど、何らかの要因で枝分かれしたんじゃないかって思うんだ』

勇者『それはまた突拍子も無いな…』


エレナ『まぁねぇ。あと他にも…動物では使えない魔法を使って来たり、異種族間では有り得ない統率が行われたりとか…モンスターの生態については判らない事ばかりなんだけど…ね』



―戦場ー


兵士31A2は倒れた

兵士31A3は倒れた


―国境 帝国軍の野営地―


帝王「さて、そろそろ兵も尽きそうな事だし…頃合だろ」

カイン「そうだね、じゃぁちょっと引導を渡して来るよ」


帝王「おう、頑張って来いよ」

部下A「隊長ぉ…どうかご無事で…」


カイン「だからぁ……隊長じゃなくて勇者様」



―戦場ー


カイン「という訳で真打登場ー。初めまして☆」


勇者「…今までの兵士とは違うな…隊長格が今更登場か?」

カイン「判ってくれてるねー、うんうん嬉しいよ。ただ、一つだけ訂正して欲しい所があるんだ」


勇者「何だ」

カイン「隊長格ってのも間違いじゃないんだけど…できればこう呼んで欲しいんだ」


カイン「―――勇者様 ってね」


勇者の攻撃

勇者は身をかわした


勇者「勇者…だと?どういう事だ?」

カイン「あれれ?知らないの?勇者って、一人だけじゃないんだよ?キミの前の代ではエイベル、その前はノーブル…」


勇者「そんな事は知っている。聞きたいのはそこでは無い」

カイン「あぁうん良いよ、聞かなくても。面倒だから直接教えてあげる…よ!!」


勇者の攻撃

勇者は身を守った 161のダメージを受けた


勇者「この力…本当に勇者…なのか?」

カイン「だーから言ってるでしょ?正真正銘僕は勇者、君はただの元勇者」


勇者の攻撃

勇者は身をかわした


勇者「………」


カイン「中々上手く避けるね、これが経験の差ってヤツ?でも……ヴォルカニック!ゲイザー!!」


勇者は ヴォルカニックゲイザー を使った

勇者は大地を剣で叩き付けた

勇者の足元が爆発し 溶岩が吹き上がった

勇者は空中に吹き飛ばされた


カイン「そんな物で…僕に勝てるとは思わないでよ…っ!」


勇者は空中の勇者に向けて斬撃を放った

クリティカルヒット!勇者は勇者に1203のダメージを与えた


???「国王様…あの力ってもしかして」

国王「間違い無い、あ奴こそ…彼の次の世代の勇者。しかし、よりにもよって帝国内で勇者が現れるとは…」

???「しかもあの勇者、かなり強いんじゃないですか?元が付く勇者様の方は大丈夫でしょうか?」


国王「あの勇者…高く見積もっても13、4才程度。にも関わらず振るっているその力は、明らかにその年齢を超えた物。あれだけの力を得るために、一体どれだけの地獄を見たと言うのか…」

???「マトモな育てられ方してない子供は何するか判らないって事ですよね。おー怖い」


カイン「足に当たったみたいだね。それならもうチョコマカ避けられないよね。だったらもう引退してくれよね。ねぇ、ねぇ?」


勇者の攻撃

勇者は403のダメージを受けた

勇者の攻撃

勇者は421のダメージを受けた


カイン「しつこいなぁ、早く引退して、早く死んでよ、このために僕がどれだけ苦労した判らないでしょ?」


勇者の攻撃

勇者は408のダメージを受けた

勇者の攻撃

勇者は411のダメージを受けた


カイン「それにしたって、勇者の力って凄いよね。モンスターを倒せば倒しただけどんどん強くなるんだもん」



―勇者の回想―


勇者は昔の出来事を更に思い出していた


エレナ『この前の話覚えてる?』

勇者『この前の話って、どの話だ?』

エレナ『モンスターと動物の違いの話』


勇者『あぁ、あれか。で、その違いの話がどうしたんだ?』

エレナ『強さと目的の他にも、もう一つ判りやすい違いがあったんだよね…』


勇者『と言うと?』


エレナ『キミ…勇者君』

勇者『は?どういう事だ?俺がモンスターだとでも言いたいのか?』


エレナ『そうじゃなくって………勇者君、モンスターを倒すと一気に強くなるよね』

勇者『あぁ、そりゃぁ経験を詰めば強くもなるだろう』

エレナ『って言うか…何て言うか、経験を詰んで戦いに馴れるって言うよりも…モンスターを倒せば倒しただけ…過程をすっ飛ばして段階を上げるみたいに、勇者君自体が強くなって行ってると思うんだよね』


勇者『それって普通じゃないのか?』



―戦場ー


カイン「だから僕は、ずっとモンスターを倒してたんだ。勇者になったその時から、狭い石壁の中で何匹も何十匹も何百匹も何千匹も何万匹も!だって僕は勇者だから、勇者は強くないといけないから!強くなければ勇者じゃないんだから!」


―勇者の回想―


勇者はエレナの言葉を思い出していた


エレナ『普通じゃないよ。普通は精精、鍛錬で筋肉を鍛えたり身のこなしを磨いたり、魔力の扱いを練習する程度。でも勇者君のは、それと明らかに異質…何て言うか、色んな力その物が底上げされてる感じがする』


勇者『そうか、ならばそれが………これこそが勇者の証という事なのかもな』



―戦場―


勇者の攻撃

勇者は391のダメージを受けた


カイン「あぁもう紛らわしいなぁ!!早く死んでよ!」


国王「しかし…それだけの地獄を見たとしても、あ奴の見た地獄には届かぬ。そして、あ奴の勇者としての経験には遠く及ばぬ」


勇者の攻撃

クリティカルヒット! 勇者は勇者に9999のダメージを与えた


カイン「あ………れ…………?」


勇者は倒れた

勇者は 18377の経験値を得た


勇者はエレナの言葉を思い出していた


エレナ『それで話を戻すんだけど……………さっきの盗賊退治、人間をこ…倒した時って、強くならなかったよね』


第二章 ―脅威の再来― に続く

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