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其の三  挿絵について

八幡「そのうち完成された挿絵が挟まれるから別にいいだろうと思ってもいたが、念のためにキャラクターの描写をしておこうと思う」


氏治「唐突に何の話をしているの?」


八幡「気にするな。まぁ、本当ならここにラフ画段階でいいから挿めとの声も聞こえそうなものだが、ラフ画のうち一人が作中未登場なもので、少々不都合があって公開は控えている。まぁ、キャラクター説明にはもういるけどね」


白木「なんのことでしょう?」


氏治「さぁ?」


八幡「作者は他の優秀な作者の方々と違い捻くれた上に女の子の描写が下手なので、この完成したラフ画を字に変えて描写するわけだな。実にまどろっこしい」


氏治「要は暇つぶし?」


白木「ですね」


八幡「じゃぁ始めよう。[氏治]ふわりとした長くて柔らかみのある髪を持ち合わせ、快活さを感じさせるその表情は周囲を照らすように明るい。常に自身が在るかのようなその雰囲気は大きな動作が良く似合い、拳を振り上げるとよく様になる。体躯は年齢相応の物をしていて平均的で特徴には欠けるが、スレンダーなボディは胸部の厚みには少々かけると言えよう。そういったこともあり、どちらかといえば母性を感じさせるというよりは少し幼さを感じさせる印象を全体的に受ける」


氏治「これって評価としてはどうなの?あまりほめられている気はしないんだけど」


白木「ど、どうなんでしょうね……?」


八幡「[白木]氏治同様に黒く長い髪でありながらも、その濡れた様に艶やかでまとまりを感じさせる髪は氏治とは違った印象を見たものに思わせる。全体的に白く曲線美豊かな柔らか味を感じさせる体は実にお嬢様という言葉が良く似合い、上品な笑顔や所作が雰囲気に実によくなじむ。少々幼さを顔に感じさせるものの、平均よりも豊かな胸はどこかに母性を匂わせるものがある」


氏治「私より褒められてない?」


白木「気のせいですよ」


八幡「[葵]髪はあまり長くなく、肩あたりまでの物を左右で結ぶことで年相応の幼さを感じさせ、その笑顔からは少々長女らしからぬ印象を受ける。少々小柄で頼りない体躯は農民の食糧事情の悪さを感じさせるという事なのか、全体的に女性らしさという部分での発育に欠けており、全体的にあどけない印象を受ける」


氏治「なんというか……ごめんなさい」


白木「それより、何かかけている気が……どうも今一つ文章から人物像が想像できません」


八幡「ん……まぁ、ラフ画だからカラーはついてないんだよね。ここで先に勝手に文章化しちゃうと絵師さんがのびのびと描けないでしょ。作者本当にそっち方面センスないし、絵師さん超優秀だから作者が下手に手を出すべきでないと判断したと思われ」


白木「なるほど、色ですか。確かに人物を描写するうえで大切な要素ですよね」


八幡「しかし作者、妙な所にこだわりを持って最近のラノベのようなありえない地毛の色とかを好まなかったりといろいろ厳しい縛りの中絵師さんが頑張ってくださってるわけで、瞳の色とか全体的なカラーリングや人物像碌に考えないで絵師に丸投げしておいて、縛りだけつけるって最悪だな」


氏治「絵に何か問題が起きても全部作者のせいね。これは」


白木「全部人任せにしてしまってますからね……」


八幡「……ところで俺の絵と描写は?」


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