会話文中心のすすめ
書けないが書けるようになる創作論です。
第1話 書けるようになる我流術
ここでは私の代表作である、転生したら二口女だったので後頭部からの助言で復讐しますを例に我流術な創作論を語ります。
まず初めに、多くの方が小説を書く時にぶつかる壁は細かな情景描写だと思います。丁寧な描写で物語の景色を伝える、これはとても重要です。
ですが、私の代表作にそのような情景描写があるかと言われると、ありません。代わりに会話文が中心です。
これはひとえに私が代表作を書く時にアニメーション、映像を意識しているからです。
想像してみて下さい、アニメはイラストがもちろん大切になりますが、会話文が中心ですよね?アニメの中で"私はそこで◯◯をした〜"というのは回想シーンが中心だと思います。
逆に言うと、最初に主人公の容姿を説明して、◯◯な建物が並んでいる、という様に時々軽く説明するだけで会話文中心でも世界観に読み手を引き込むことは可能です。さらなる根拠として、私の代表作はアップテンポで読みやすい、という理由でPV数が増えています。これは前述の様に映像を意識し、キャラクター同士の会話に重点を置いているためです。
以上の点から、細かな情景描写が苦手で小説に苦労する、という方はキャラクター同士の会話に重点を置いてみて下さい。後は起承転結を考えれば、会話文中心のアップテンポな作品、というニッチなところで自作のPV数を伸ばせるかもしれません。
例えば、これは即席ですが、
亀「おい、鶴さんやあそこに良いものがあるんだが」
鶴「へえ、なんだい?」
亀「不死の薬さ」
どうです?続きが気になりませんか?
この書き方のもう1つ良いところは、1話ごとが短編になり安い点です。短編になりやすいメリットとして読み手の負担が減り、多くの話数を読んでもらえる可能性が高まります。アップテンポとの相乗効果です。
以上が私の考える、我流創作論です。
読み苦しい点もあるかと思いますが、ここまで読んで頂きありがとうございました。小説を書くことが苦手な方の力に少しでもなれば幸いです。
読み苦しい点もあるかと思いますが、読んで頂けて嬉しいです。