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ボス瞬殺です!

よろしくお願い致します。

セーフティエリアについた私は石になったマルコさんを取り出し


魔術を唱える


「ディスペル!」


シータの時に比べて遥かに長い


でも大丈夫、私は以前より遥かに魔力効率がいい。


やがて光が晴れ、マルコさんが現れた


わ、若い!!


下手したら20代前半に見える!


ん?


違和感が...


いや違和感ではない。


逆だ。


私と一緒なのだ。


例えるなら田舎出身の自分が東京にきて同じ方言を使うかのような親近感...


なんだろ?


この世界の誰にも感じた事はない感覚






「お主はだれじゃ?それにここは...ダンジョンか。なぜここに?」


疑問に答えるにはあと!


アイテムボックスから私特製のマナポーションを渡す


上級魔術マナヒールを付与してあるが、マルコさんクラスでは全快まではいかないだろう。


「とりあえずそれを飲んで下さい。時の牢獄の維持に魔力を消費するんでしょう?それはマナヒールが付与されています。ググッといっちゃって下さい!」


マルコさんは驚いた様子だが、とりあえず飲んでくれた


「それからヴォルガさんのところに連れていって下さい!ヴォルガさんを解放しないと...」


そういうとマルコさんは大笑いした


「そういうシナリオを奴から聞いたか?ヴォルガを時の牢獄に閉じ込めたのは事実だが、別に放置してても解けぬ。それに奴ならヴォルガを殺せといいそうなもんだがの...はて。もう一度問うぞ?お主、誰じゃ?」


シナリオ...やられた!


ではなぜマルコさんを...


ダメだ!考えてもわかんない!


「私はリリィ・アーデ。ヴァイオレット家のシータ・ヴァイオレットの友人です。今、王様に操られて沢山の争いを抜けてきました。私には効かないから...だから!」


我ながら説明下手だ。


でも時間がない。


早くしないとシータが...


「何を心配しているかは知らんが、転移したらボスフロアに直だぞ?ボスを倒す手立てがあるのか?ワシは1人では勝てん。それとヴェルガに会ってどうする気だ?殺す気は無いといっても奴を解放すればこの国は滅び世界はまた絶望に陥る。それは事実だ。とても今すぐ転移できる状況ではない。」


落ち着け。


こういう時シータならなんて言う?


「ヴェルガさんは殺さない。沢山の人を救うつもりで努力した人を殺すなんて間違ってる。マルコさんにして欲しいのは時を巻き戻すこと!私がヴェルガさんを抑える。動きを止めてる間に時を巻き戻して!」


マルコさんは大笑いした


「いや、無茶じゃよ。リリィと言ったか?全て嘘偽りなしの発言としてじゃよ?其方ではヴェルガを止められん。儂の魔術は近距離まで近づき、尚且つ数分はかかる。無理じゃ。無謀じゃ。協力できん。」


わかってる。


でもこれしかない。


「それでも、です。ボスは私だけで倒します。ヴォルガさんは最悪どうにかできなかったら逃げて下さい。でもせめて、見てもらえませんか?あなたなら転移で逃げられるでしょう?お願い!私の家族を、友人を、ヴェルガさんを救って下さい!」


マルコさんは悩んだ挙句


顔をあげた


「わかった。儂は無理だと思ったらすぐに逃げる。それでよいな?儂と同じく神に愛されし者よ。」


!!!


やっぱり...でも今は...


「聞きたい事が増えましたが、それは帰ってからお話ししましょう!今は本当に時間がないんです!お願いします!今すぐ転移して下さい。」


マルコは答える


「危険と感じたら本当に逃げるからな?儂は本気じゃよ?...ならばもう何も言うまい。儂を呪いから解いたの主じゃ、願いは叶えよう。行くぞ!」


そしてボスフロアへ行った私を待っていたのは...


ボスではなく、ロイ兄だった。














「思ったよりゆっくりだったね?リリィ。」


私は警戒していた。


ロイ兄がシータを倒し、王様に操られここまできたのではないかと。


でも違った。


これはロイ兄だ。


本物のロイ兄だ!


「ロイ兄...どうやって!王様の力は?シータは?」


ロイ兄はいつもの笑顔で答える


「シータは無事。王様も今はシータがなんとかしてると思うよ?あ、ついでにボスは倒しといたから。なんかでっかい蜘蛛だったよ?」


あっさりと答える


60層のボスを瞬殺...


「そこにいるのはマルコさんかな?僕はロイ・アーデです。リリィの兄です。シータにはいつもお世話になってます。」


マイペースか!!


「ふむ。お主が兄なのか?妙な兄妹じゃ。お主そもそも人ではなかろう?ヴェルガ程ではないがその次位には強いのぉ。あ、儂はピンチになったら逃げるからの?頼りにはせんでくれ。」


マルコさんが飄々と答える。


「ん?ロイと言ったか。ロード・トゥ・キングを得ておらんか?いや変質しておるな。だが...その莫大な力、今も上昇しつづけておる...何をした?」


え?


スキル奪ったの?


吸血?


いやそもそも操られてたのにどうやって!?


「正直僕にもよくわからないので説明できません。帰ったらシータに聞いてください。あ、曾孫さんですよ?」


マイペースか!














結局そこから緊張感も薄れてかなり喋った。


私のアイテムボックスから水とか簡易飯とか取り出してかなり喋った。


よくわかんないけどシータが色々やってロイ兄がロード・トゥ・キングを奪った


スキルは今内部で変質しているらしい


マルコさん曰く、どんどん力が増しているから形成が終わるまで待った方がいいと思うとのこと


であんな怖いスキル奪って大丈夫なのかな?


いきなり襲いかかってきたりはしないよね?


ね?


もう今更私1人で、って展開無理だからね?


「あ、もうできたみたい。リリィ、ステータス確認してもらっていい?」


私はロイ兄のステータスを確認する


するとそこには予想外のスキルが!

















世界崩壊までのタイムリミット


残り100日...

同時連載で他の作品もはじめました。

すると時間が足りない事に気付きました。

仕事中眠くて眠くて仕方ないです!

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