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おっさんと秘密の共有の日々

フェノの引っ越しも一段落し俺は自分の過去を打ち明けることにした。


「フェノ、俺の秘密を打ち明けよう。俺の力の説明を」


「…わかったわ」


「輪廻転生ってわかるか?」


「リンネテンセイ?」


「簡単にいうと生まれ変わりだ。一度死んだ人間が別の誰かに生まれ変わるって事」


「ええ、聞いたことがあるわ」


「で、目の前にいるのがその体験者」


「え?」


「どこから話そうか…。そうだな、最初の俺は何処にでもいる人物だった。今じゃ名前も顔も思い出せないくらい昔の出来事だ」


最初の俺の死因ってなんだっけ?もう体感だと遥か昔すぎて全然思い出せないだよな。


「そして、生まれ変わった。そこは大地から飛び出し、空のはるか高い位置に人が住める場所を作った世界だった。俺はそこで軍に入隊した。そこで俺は普通の人よりも多くのアストラルがあることがわかった。アストラルってのは魂の器だ。そこで俺は最新鋭のアストラルアーマーとブレードを憑依した。それがこの姿だ」


俺は立ち上がるとアストラルアーマーを憑着した。


黒い強化服の上に銀色のアーマー。そして、どこかヒーローのようなマスク。


「少し前に話題になった銀色の騎士が俺だ」


「…そう、それが私に打ち明けたいこと?」


「ああ」


「…はぁー、良かった。実は結婚してましたー。なんて言われるかと思ったわ。略奪愛なんてゴメンだもん。それで、銀色の騎士?昔、助けて貰った時から知ってたわよ」


「そ、そうか。それと、もう一つ、いやあと2つくらいありそうだ。まず、一つ目。おそらくの話だが、俺は普通の人よりも長生きすると思う。おそらく1000年は超えそうだ」


「1000年?」


「ああ、おそらくだが、30歳過ぎくらいで年齢による体の変化が止まった。前世で受けた生体強化と同じだ。生体強化は肉体がピークのなると加齢を止める事ができる。そして若い肉体のまま1000年から1500年くらい生きる事ができる。」


「若いまま…」


「ああ、俺が一人で長生きしてしまう。それで、二つ目だ。フェノも一緒に長生きしないか?親しい友人と別れる事が多く、悲しい出来事も多いだろう。肉体のピークで加齢が止ま「やるわ!」…そうか。一応、色々と説明があるんだが…」


「説明って?」


「もともと、肉体強化とは宇宙(そら)に適した体に作り替える事をいうんだ。その過程で人間離れした力とスピード、耐久力を得ることができる。そして、その副作用として肉体のピークで加齢が止まるんだ」


「なるほど、それよりも加齢で若さを保つことが出来たとして、食べ過ぎや運動不足により体形の変化はどうなの?」


「そちらも、大丈夫だ。体を作り替える際にスタイルは好きなように変えられるし、生体強化後は過度な体形の変化はできなくなる」


「つまり、どれだけ食べてもそんなに太らないって事ね!」


「まぁ、そうだけど」


「いい?女の子はね。いつまでも若くてスタイルが良いままでいたいの。それが叶えられるなら何だってするわよ」


「…ああ、そうですか…」


女って若さと美貌の為なら悪魔にも魂を売りそうだな。


「それで、どうしたら生体強化ってできるの?」


「ああ、それはコッチだ。」


俺はフェノを引き連れて応接室の向かった。


そして、以前ベットが置いてあったスペース、今は絨毯を敷いてある場所まで行きその絨毯を床から剥がした。


そして、現れたのは木の扉。その扉を開き薄暗い階段を歩く。


すぐに地下室までたどり着いた。


後ろのフェノも不安そうな顔をしている。


俺は暗闇の中をまっすぐ歩き目の前にある立体物の側面を順序よく触った。


プシューっと空気が抜ける音がしてハッチが上がった。


そして、コックピット内の照明が付き中にあるコックピットシートが前にせり出してきた。


「これは?」


「俺の前世で使われていた船だ」


小型戦艦。最凶と言われた電話ボックスサイズの戦艦だ。


俺はコックピットシートに置かれているからパイロットスーツをフェノに渡した。


「…服?見た事ない素材ね」


「ああ、パイロットスーツだ。服を脱いでそれに着替えてくれ。下着は来てても大丈夫だ」


「わかったわ。上で着替えてくるわね」


フェノの準備ができるまでに調整しておこう。


俺がやろうとしているのは、医療装置を利用した生体強化だ。


と、いうよりもパイロットスーツを着ている者が怪我した際に超速治療を行うのに再度生体強化を行うのが手っ取り早いんだ。


足が折れたなら足だけ。腕を失ったら腕だけ。さすがに頭部への即死は、この設備では難しい。


「お待たせ。準備できたわ」


振り返るとパイロットスーツを着たフェノが立っていた。


「それじゃあ、この椅子に座って。そしたら、バイザーを出すから」


フェノは神妙な面持ちで椅子に座った。


俺はフェノの手首にあるスイッチを押して頭部を保護する透明なバイザーを展開させた。


「!!??」


「大丈夫。落ち着いて。直ぐに眠くなる。そして目が覚めたら新しい自分だ」


「新しい自分…」


フェノはそう言いながら寝てしまった。


パイロットが治療するとなると大抵は大けがをしている。


治療を早く終わらせるために睡眠効果のある酸素がパイロットスーツ内に満たされ、すぐに生体強化用の溶液がパイロットスーツ内に満たされた。


うす緑の蛍光色の溶液だ。この世界からしたら尋常ではない色だろう。


俺は設置してあるモニターを見ると完治まで3時間と表示されていた。


思ったよりも時間がかかるな。


以前経験した怪我だが、骨折なら5分、消失した足の培養で1時間だった。


まぁ、生体強化してないから普通よりも時間がかかるのだろう。


終了するまで様子を見ながら待っているか。




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