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おっさんとメンテナンスな日々

パイロットをコックピットから降し、パイロットスーツを脱がせる。


遺体は年齢、性別不明、白骨化していた。


遺骨は夜中に埋葬しよう。


遺骨を袋に入れながら、パイロットスーツの状態を確認した。


破損はなく、精神衛生上あまり良くないが着れないことはないので、後ほど洗うとしよう。


さて、これからがメインだ。


コックピットに座り、システムを調べる。


ふむ…、なるほど…。


以前、俺が乗っていた物よりも少し古いがシステムは問題なさそうだ。


さて、航海ログは…


…任務中に突如発生した次元断層に引き込まれて、未知なる宇宙に到達。そしてそのまま、食糧補給できずに餓死か…。


それも、パイロットスーツにある治療用ナノマシンの影響で長い事苦しんだだろう。


お供え物は食べ物にしておこうか。


で、本体の状態はどうかな?



この星に落ちるまでに小惑星帯を通過した時にレーザー砲は破損。


エネルギーシールドは使えそうだし、通信も可能だ。…通信先があればの話だが。


整備も必要なさそうだ。装甲が汚れているから洗う程度で良さそうだな。


さて、今日はこれくらいにして飯でも食べるか。


その後に、埋葬だな。お供え物くらいは豪華な物にしてあげよう。







そして、その2日後の夜、領主の館が炎に包まれた。


俺は冒険者ギルドでお金の無心があり、言われるままの金額を渡してきた帰り道だった。


俺は前世で護り切れなかったミレーヌを守るため、領主の館に向かった。



館はすでに半壊していた。


燃える館の庭にほぼ全員が集まっていた。


気を失い暗殺者に担がれているミレーヌ。


暗殺者に拘束され首に剣をあてがわれているミレーヌの父である領主。


暗殺者のそばにいる貴族風な服装の壮年の男性。


そして、それと対峙しているイリマたち護衛一行。


お互い動けない状況だな。


俺はというと、すでに変身していて近くの木の枝から様子を見ている。


暗殺者側からすれば、親玉のジジイが勝手に出てきて逃亡のチャンスを潰された感じだな。


護衛側からしたら、黒幕が出てきて一気に終わらせることもできるが、人質がいて手出し不能。


ジジイは政敵の命が目の前で潰える目前でご満悦か…


黒幕なら後ろの安全な場所で結果を待っていれば良かったのに、貴族のプライドかジジイの趣味かわからんが、現場にくるなんて指揮官として無能だな。これなら有能な敵の方がまだ使い道がある。


って、思ってたらワイバーンが降りてきた。


亜竜か…。ジジイが前線に来て()()()()()()()()()のも理解できる。


もちろん、俺というジョーカーが居なければな。


さて、出番だ!




イリア


暗殺ギルドの方が一枚上手だった。


館に仕える人物を全てチェックしたが、問題なくて油断していた。


まさか屋根裏に遅効性の毒を発する魔道具を置いてあるとは…。


無味無臭でだれも気が付かなった。


そして、白昼堂々と複数の暗殺者の襲撃。


私たちは毒が回った体で応戦したが、領主を人質に取られ、お嬢様も敵の手に落ちた。


館に火が放たれ、私たち護衛は間一髪で逃げ出した。


そして、逃げ出した先で暗殺者を見つけ、追走。


しびれる体に鞭を打ちながら追いかければ人質になった2人も見つけた。


そして、黒幕の姿も。


アウグス伯爵。


欲深き伯爵として有名だ。


伯爵が勝ち誇ったように私たちにも聞こえるようにしゃべる。


どうやらこの都市が欲しかったようだ。


賄賂に脱税、好き勝手出来る都市だと。


しかし、それは先代の領主の話。


今の領主はクリーンな政治を行っている。賄賂を貰う文官武官は全て罪人として処分されている。


しかも、領主は国王から直々に指示されて来ているんだ。


失敗したり、成果が出なくても汚職まみれの伯爵が継ぐことはあり得ない。


そんなことより、どうにかして人質を助けなければ…



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