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おっさんと姪っ子との日々

俺が冒険者訓練所へ出資してから半年たった。


訓練所は出資した2日後から稼働し始めた。


お金の無いEFGの冒険者は無料で住めて仕事の仕方を教えてもらえる訓練所は魅力的だったのか、定員の倍以上の募集だったそうだ。


それでも低位冒険者の2割にも満たないそうだ。


そして、半年たった現在7割以上の冒険者が卒業して無事に依頼を終えて帰ってきている。


フェノに聞いた話だが、帰還率95%まで上がっているそうだ。


もちろん、資金面も問題無く運営している。


冒険者の成功報酬のほんの一部なので、負担も少なく、評判も上々だ。


指導方法や施設状態の確認などを何度か視察したが、問題なさそうで一安心だ。


フェノも俺に何度もお礼を言ったが、俺にしてみれば可愛い妹みたいな受付嬢の為にひと肌脱いだに過ぎない。


これも、お金があるおじさんの役目だ。


それと、いつも通り3カ月に1回のペースで冒険者としても活動している。


俺の場合、キャッシュカードとして使っているし、いまさら他のギルドに行くのも面倒だからな。


そんな感じで俺も()()()()()()()()()()()をすごしていた。



そんなある日、俺の元へあいつがやってきた。


宿屋の食堂で飯を食べていたら、2人が同じテーブルの席に座った。


「叔父さん、こいつの面倒を見てくれないか?」


目の前にいるのは2人の男女。


男は25歳くらい。女性15歳くらいの少女だ。


2人とも兄貴の子で青年はセインといい、ある商会で働いている。


セインは小さい頃は俺が面倒を見ていた子だった。


納屋が怖くて漏らしていたのが懐かしい。


そして、少女の名前はルインという。


今日初めて会った姪だ。


義姉に良く似た将来は美人になるであろう蕾だ。


「最初は冒険者登録したら訓練所へ行くんだ。そこで冒険者としての基礎を学ぶんだ」


「わかりました。そこで学んで一流の冒険者になるんですね?」


「いや、そこを出て半人前だ。自分が何が出来て何が苦手なのかを知らないと冒険者にはなれないぞ」


「はぁ、そうなんですか?私は早くイリアお姉さまみたいな強いになりたいのです」


イリア?アレが目標か…


「ああ、うん、まぁ、ガンバレ」


俺は気合が入っているルインを連れて冒険者ギルドまで来た。


「フェノ、俺の姪なんだが訓練所へ入りたいんだが手続きをお願いしたい」


「あら?かわいい子ね。今なら2カ月待ちだけど…」


「2か月もかかるのですね」


「でも、出資者からのお願いなら、すぐに手続きするわ」


「すまない。頼む」


「出資者って…。叔父さんお金持ちなの?」


「まぁ、働かなくても裕福な生活が出来るくらいはある」


豪邸を立てて若い美人なねーちゃん達と退廃的な生活に昔は憧れていたが、今はのんびりした今の生活が楽だ。


「凄いんですね。私も冒険者で裕福になってみせます」


やる気に溢れるルインを暖かい目で見守ってしまうのはおじさんの習性だな。


「それと、ルイン。これから入る訓練所は同じルーキー同士が集まるんだ。そこで気の合う同性の仲間を見つけるんだ」


「同性、女の子ですか?」


「ああ、男はヤリたい盛りだからな。男とパーティー組んでみろ。来年には出産してるぞ」


「それは困りますね。わかりました。信頼できる女の子をさがしますわ。」


俺はその言葉を聞くと、ルインをフェノに預けて宿へ戻った。










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