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4/6

練習

 アカリとメグミが対戦しているその経過。

 

 「飛びかかるジャガーにショック」

飛びかかるジャガー:1緑

ユニット

クレジット1

3/2

 「くうぅ」飛びかかるジャガー死亡

 「野生の犬に巨大化を発動」

巨大化:1緑

クイックスペル

ユニット1体+3/+3修正 

 「えぇ!?」巨大化を飛びかかるジャガーにかけたら死亡を防げたんじゃない。ハクノは疑問に思ったがとりあえず最後まで試合を見ることにした。

 

 最終的にアカリとメグミの対決はアカリの勝利に終わった。その後、反省会をする流れになった。

 「ちょっと聞きたいことがあるけどいいかな?」ハクノはメグミに尋ねる。

 「はい、かまいません」

 「とびかかるジャガーにショックうたれた時どうして、巨大化を使わなかったのそうしたら破壊を防げたじゃない」

 「えぇ、そうなんですか?」

 「もしかしてチェーン処理いまいちよくわかってない」

 「実はいまいちよくわかってなくて」

 マジック&グリモワールがこの世界で大普及しているが誰もがルールを熟知しているわけではない。例えば日本ではサッカーや野球がメジャーなスポーツだが、日本人全員がサッカーのオフサイドや野球のインフィールドフライについて理解しているだろうか。

 

 ハクノはメグミにチェーン処理について説明することになった。

 「チェーン処理はカードや効果を処理する順番のことなの、1番最初に発動したカードはチェーン1、次に発動したカードはチェーン2、次はチェーン3でゆう具合にチェーン番号を割り当てていくの」

 分かっているかハクノは確認しつつ話を続ける。

 「チェーン番号を割り当てたら、順番にしたから積み上げていくの。そして積み上げたカードはチェーンブロックて表現するわ」

 ちなみにエネルギーカードやコインはチェーンブロックを作らないため

全面否定などで打ち消されたりはしない。

全面否定:3青青

クイックスペル

相手がカードを使用した時それを打ち消す。

*打ち消す:カードや能力をチェーンブロックから外す。

例)相手のショックに対して打ち消した場合ショックは発動せずそのまま墓地に送られる。

 「チェーンブロックを積み上げ終わったら、次は最後に発動したカードから処理していくは、これを逆処理ていうの」

 「なんで、逆処理するのですか?」メグミが疑問の声をあげる。

 ハクノとしてはそれがマジック&グリモワールのルールだから仕方ないじゃんと思っているが、それだとメグミが納得しないだろうからそれらしい説明をする。

 「複雑なカードの処理をやりやすくするためだよ、直前のカードを打ち消すものとか存在するし」

 「うぅん……」いまいちメグミはよくわかってないようだ。

 「とりあえず実際に処理しているところを見るのがいいんじゃない?」

 アカリが会話に参加してきた。

 「そうね、じゃあさっきのジャガーにショックをうっているのを例に説明しよう」

 「ジャガーを召喚したのが最初だからチェーン1その召喚にたいしてアカリがショックをうったからチェーン2なの、この後の逆処理はわかるメグミ」

 「えぇと、最後に使用したのがショックだから、まずジャガーに2ダメージを与えてジャガーが死亡であってますか?」

 「それで正解、じゃあ次にショックにたいして巨大化をジャガーにかけたらどうなるかわかる?」

 「ええと、逆処理だからまずジャガーに+3/+3修正して次にショックで2ダメージ、あっジャガーの死亡防げましたね」

 「チェーン処理も分かったみたいだし、次はそれをふまえて私とデュエルしよ、先行と後攻どっちがいい?」

 「先行がいいです」

 「じゃ私が後攻ね」


 「「デュエル」」

メグミ:ライフ20点 7枚

ハクノ:ライフ20点 7枚+コイン


 「私は緑のエネルギーをチャージします」ハクノ:1/1緑

 「コストを1支払い、エルフの戦士を召喚、緑+1します」

エルフの戦士:1緑

ユニット

召喚時:(緑)+1

1/1


 「さらにコストを1支払い、怨恨をエルフの戦士に付与します」

怨恨:1緑

オーラ

ユニット1体+2/0 修正 貫通

このカードが戦場から墓地に送られた時、手札に戻る

*オーラ:エンチャントの1種で主にユニット1体に対して付与する。

*貫通:余剰ダメージ相手プレイヤーに与える。


 エルフの戦士3/1貫通

 「私はこれでターンを終了します」


 「私のターンドロー、白チャージ」ハクノ:1/1白

 「コインを使ってコスト2の銀騎士召喚してターンエンド」銀騎士2/2


 「私のターンドロー、緑のエネルギーをチャージします」

 メグミ:3/3緑緑緑

 「コストを2支払い、アルビノトロールを召喚します」

アルビノトロール:2緑

ユニット

クレジット2

再生

4/4

*クレジットN:スタンバイフェイズ時コストN支払う。

*再生:ダメージを受けた時、致死量でなければそれを取り除く。

 

 「私はエルフの戦士で攻撃します」エルフの戦士3/1

 「銀騎士でブロック」銀騎士2/2

 戦った結果、エルフの戦士だけが死亡し銀騎士は無傷で戦場に残った。

 「どうして?」メグミは自分のユニットだけが破壊されたことを怪訝に感じたようだ。

 「銀騎士には先制攻撃の能力がある」

銀騎士:2白白

ユニット

先制攻撃 プロテクション

2/2

*先制攻撃:戦闘時、先に相手ユニットにダメージを与える。

*プロテクション:1度だけダメージを打ち消す。

 

 「くぅ、墓地に送られた怨恨の手札に戻してターンエンド」

 

 「私のターンドロー、コストを1支払いオオヤマネコ召喚して白をエネチャージしてターンエンド」

 ハクノ:1/2白白 オオヤマネコ2/3

オオヤマネコ:1白

ユニット

(白)を得るごとに⁺2/⁺2修正する。

0/1

 

 「私のターンドロー緑のエネルギーをチャージ、さらに前のターンに使いきれなかったリソースを+1しますそしてクレジット2支払います」

 メグミ:2/4+1緑緑緑緑

 「アルビノトロールに怨恨を付与します」

 「私はそれにチェーンして農場送りを発動、アルビノトロールを追放」

農場送り:1白

クイックスペル

ユニット1体を追放する。それのプレイヤーはその攻撃力と等しいライフを得る。

 

 メグミ:ライフ24点

 「コストを2支払いリバーボアを召喚してターンエンド」


リバーボア:2緑

ユニット

再生

2/2

*再生:ダメージを受けた時、致死量でなければそれを取り除く。


 「私のターンドロー、白エネチャージしてオオヤマネコ+2/+2修正」

オオヤマネコ4/5 ハクノ:3/3白白白

 「コスト3支払い幽体の行列発動飛行トークン3体召喚」

幽体の行列:3白白白

スペル

白1/1飛行 ユニット 3体生成


 「私は銀騎士とオオヤマネコでメグミにアタック」

 銀騎士2/2 オオヤマネコ4/5

 「私はコスト1しはらいリバーボアに巨大化を付与して、オオヤマネコの攻撃をブロックします」

 リバーボア5/5

巨大化:1緑

クイックスペル

ユニット1体+3/+3修正


「ああっ、オオヤマネコが!!」

 オオヤマネコは死亡し、リバーボア5/1

 「銀騎士のダメージは受けてもらうよ」

 「いてっ」メグミ:22

 リバーボアの再生により5/5

「ターンエンド」


 「私のターンドロー、コストを1支払いエルフの戦士を召喚して緑+1します」

エルフの戦士:1緑

ユニット

召喚時:(緑)+1

1/1


 メグミ:4/5緑×5

 「リバーボアでアタック」リバーボア5/5

 「ぐあああ!!」ハクノ:ライフ15点

 「私はターンを終了します」


 「私のターンドロー、白チャージ」ハクノ:4/4白×5

 「コスト2を支払い清浄の名誉発動+1/+1修正する」

清浄の名誉:2白

エンチャント

あなたの白のユニット全体に、⁺1/⁺1 を付与する。


 飛行ユニット3体2/2 銀騎士3/3

「ユニット全体でメグミにアタック」

 「きゃあああ!!」メグミ:13

 「私はこれでターンエンド」


 「私のターンドロー、緑のエネルギーをチャージします。そして前のターンのリソースを+4します」

 メグミ:6/6+4緑×6

 「コスト4支払い樫の力を発動リバーボアに付与します」

樫の力:4緑

クイックスペル

ユニット1体+7/+7修正


 リバーボア12/12

 「コストを1支払い怨恨を発動リバーボアに追加で付与します。これで攻撃力14さらにエルフの戦士の攻撃力1に合わせたら15私の勝ちです」

 リバーボア14/12 エルフの戦士1/1 ハクノ:15

 「それはどうかな」

 「なん……ですって……!?」 

 

 「私は流刑への道を発動リバーボアを追放」

流刑への道:1白

クイックスペル

ユニット1体追放する。追放されたプレイヤーはリソース最大値+1


 「そんな!!」メグミ:6/7

 リバーボア14/12追放 怨恨はメグミの手札に戻る。

 「エルフの戦士に怨恨を付与して、ハクノ先輩にアタック」

 エルフの戦士3/1

 「必要経費よ」ハクノ:12

 「ターンを終了します」

  

 「私のターンドロー、2枚目の清浄の名誉を発動これで私のユニットの攻撃力の合計は13、メグミにアタック」

 飛行ユニット3体3/3 銀騎士4/4 メグミ:ライフ13点

 

 「そんなああぁ!!」メグミ:ライフ0点


 ハクノ勝利


 「うぅ、負けた」

 「あともうちょっとで負けるところだったよ、メグミこの調子でがんばりましょ」

 「そうそう、おしかった」

 落ち込んでるメグミにアカリとハクノがフォロー入れる。

 「これなら、来年も安心だね」

 「来年も部活があればだがな」レイ部長が皮肉を言う。

 「大丈夫ですって、きっと何とかなりますよ」 

 「そうだといいが」


 来年も第6デュエル部を維持するためにも今までよりも強くならないとなとハクノは思った。

 




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