表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

パラレルワールド

作者: 秋桜

ある人が言いました。

「とりたての野菜は美味しい」と。

それ以来、その世界ではとりたてのものはなんでも美味しくなりました。



ある人が言いました。

「熟成させたものは美味しい」と。

それ以来、その世界では熟成させたものはなんでも美味しくなりました。



ある人が言いました。

「動物はかわいい」と。

それ以来、その世界では動物はどんなものもかわいいものになりました。



ある人が言いました。

「動物は怖くて恐ろしいものだ」と。

それ以来、その世界では動物はどんなものも怖くて恐ろしいものになりました。



ある人が言いました。

「人間は素晴らしい生き物だ」と。

それ以来、その世界では人間は素晴らしいものになりました。

諍いもなく、問題も起こりません。

人々は、これを素晴らしいと言いました。



ある人が言いました。

「人間は愚かで醜くい生き物だ」と。

それ以来、その世界では人間は愚かで醜くい生き物になりました。

諍いもなく、問題も起こりません。

人々は、これを愚かで醜くいと言いました。



ある人が言いました。

「絵を描くことは価値がある」と。

それ以来、その世界では絵を描くことに価値が見出されました。

人々は、絵を描かない人を馬鹿にしました。



ある人が言いました。

「絵を描くことは価値がない」と。

それ以来、その世界では絵を描くことに価値を見出すことはなくなりました。

人々は、絵を描く人を馬鹿にしました。



ある人が言いました。










評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ