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奇跡の実

まさにミラクル!

「すごいものを発見したよ!」

 慶ちゃんが干からびた唐辛子の先みたいなものをもってきた。

「何これ?」

「奇跡の木の実だよ!あげるね」

 なんか知らないけど慶ちゃんがくれた。

「口の中でね、こうねぶるんだよ!ねぶるんだよ!」

 慶ちゃんが口をとがらせて真似をする。

「こう?」

俺は口を尖らして、その唐辛子のさきっぽみたいなのを口にいれる。そして

よく口の中でころがす。

 なんか、実はほとんどつていない。ほんのり甘いんだけど、種はすこし苦味がある。種の周りに白い薄皮がある。念入りに口の中でころがしたあと、慶ちゃんは

プチトマトを指さす。

「あれ食べて!」

「あ、ああ」

 よくわからないけど食べる。俺は目を見張った。

「うわっ、甘い!」

 なんか砂糖みたいな甘さだった。次にすっぱくてあまり食べられなかった安いイチゴをたべてみる。あまい!甘いもの禁止令が出ていたので、これは助かる!

これは、甘くない、すっぱいものを甘く感じる「ミラクルフルーツ」というものらしい。本当に甘かったから不思議だ。これで、ちょっとは体調管理にやくだつなとおもった。慶ちゃんは得意げだったけど1個しかもってなかったから、もう食べられないな。ちょっと残念。

すげー甘かった。

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