愛情表現
僕は彼女を愛している。
私は彼を愛している。
でも、
でもね、
彼女は僕を、
彼は私を、
愛してはいないだろう。
愛してはくれてない。
だから、
僕は彼女に、
私は彼の、
夢を語る。
夢を聞く。
面白くもない夢をね。
それが僕の、
それが私の、
ただ一つの愛情表現。
なんで告白しないのかって?
告白しない理由?
傷つくのが怖いからに、
決まってるだろ?
決まってるじゃない。
でも、
でもね、
僕は、
やっと私に、
もう一つの愛情表現の仕方がある事に気づいたんだ。
言える勇気が湧いてきた。
殺してしまおう。
告白しよう。
殺してしまえば、
告白しても、
永遠に彼女は、
きっと彼は、
僕の物になる。
私の物にはならない。
僕の愛は歪んでるよね。
手に入らないと分かってるのに、告白するなんて、酔狂だよね。
でも
それは僕が彼女を、
それは私は彼を、
愛するが故の行動。
今日も彼女に、
今日も彼の、
夢を語り終えた。
夢を聞き終えた。
今、
どうしょう
彼女は僕に背中を向けている。
緊張して彼の方を向いてらんないよ・・・。
チャンスだ。
ちょっとピンチかも・・・
このナイフで彼女の頸動脈をかっ切れば、
ん?
永遠に彼女は僕の物になる。
なんか後ろから変な感じがする・・・
ごめんな。
後ろに何かあるのかな?
殺しちゃって。
振り返ってみよう。
「ねえ、なんか変な感じがす
「死ね」
!?
end
何やら分かりにくい話しです。
結末が知りたいのであれば、メッセージを送ってくださいましたら、お教えします。
最後までお付き合いくださいまして有難うございました!