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世界の終末は何処からともなく…(旧)  作者: エルスト・レイ
第二章 新たな仲間と終わりの力
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21話 ~本書~学園の見回り

未知の遭遇のその先は…


~第四学園都市、クルーズナ学園 西棟~〔カイSide〕


俺とアールドは部屋から出て学園を一周するためにあるいていた


アールド「なぁ」


カイ「ん?」


アールド「お前って少し変わってるよな」


カイ「そうか?」


アールド「そうなんじゃないか?」


カイ「まぁそうかもな…」


アールド「何もなけりゃいいけど…」


カイ「そりゃあね」


アールド「まぁ、元気出せって」


そう言ってアールドは俺の背中を叩く


カイ「別にへこんでなんかねぇての」


アールド「顔みりゃわかるさ」


カイ「ああ…そんなにひどいか?」


アールド「今回の事は俺でもそうするって」


カイ「お前って…結構いい奴だな」


アールド「結構って…どんな奴だと思ってたんだ」


カイ「面倒なことはなるべく避けたい・・みたいな?


アールド「そりゃあな」


カイ「だろ?」


アールド「だが今回の事に関しては別だ」


カイ「ふむ」


アールド「さすがに仲間が傷つくのは勘弁してほしいぜ」


カイ「ああそうだな」


アールド「お前も少しは元気出せって」


カイ「あーだから元気だって」


アールド「無理だけはするなよ」


カイ「無理するのは嫌いなたちでね」


アールド「ははは、そうかよ」


カイ「まぁね」


アールド「それでなんだが…」


カイ「ああ?」


アールド「あれ…どう思う?」


アールドが指さす方をみると…


カイ「っち…」


俺は思わず舌打ちをした、


アールド「さぁ行くのか?」


カイ「もちろん」


アールド「とことんお人よしだな」


そこではおとなしそうな少女にガラの悪そうな男が絡んでいた


ガラの悪そうな男「なぁ、今、君一人?」


おとなしそうな少女「え…?」


ガラの悪そうな男「一人?」


おとなしそうな少女「えっと、今友達を…」


ガラの悪そうな男「俺と一緒にいいことしない?」


おとなしそうな少女「人を、待ってますんで…」


そう言って少女は男から離れようとするが、


おとなしそうな少女「きゃあ、何するんですか!」


男が少女の手を掴む


おとなしそうな少女「離してください!」


ガラの悪そうな男「こっちが下手に出てりゃあ、いい気に…まぁいい、こっちこい!」


そのまま男が少女を引っ張っていこうとするが少女はそれに抵抗していた


ガラの悪そうな男「おとなしくしてろ!」


おとなしそうな少女「だれか、誰か助けてください!」


走って近づいた俺はそいつに向けて一言言う


カイ「おーい、お前何してんだ?」


ガラの悪そうな男「チッ、何だっていいだろ。あっちいってろ」


カイ「そうもいかないんだよなぁ、彼女、嫌がってるじゃん、手、離せよ」


ガラの悪そうな男「ああ?、やんのかお前?」


カイ「な、離せよ」


ガラの悪そうな男「ふざけてん…」


そこまで言うか言わないかのタイミングで男は俺に向かって殴りかかってきた


ガラの悪そうな男「…グッ」


その勢いを利用して俺はそいつを投げ、地面にたたきつけ、少女に向かって話しかける


カイ「大丈夫か?」


おとなしそうな少女「え、はい、ありがとうございます」


アールド「おい、カイ!後ろだ!」


カイ「ああ?」


俺は振り返ろうとしたところで後ろから殴られた


カイ「…ッ」


ガラの悪そうな男「なめんじゃなねぇ!」


俺は殴られた頭を押さえながら


カイ「ああ、まだ居たんだ、失せろよ」


という

それに対して男は、キレたのかもう一度殴りかかってくる…

が、俺を殴る前に男をアールドが殴り飛ばす


ガラの悪そうな男「…な」


アールド「俺もいるんだがな」


カイ「サンキュー」


アールド「まだやるか?」


ガラの悪そうな男「ざっけんじゃねぇ!」


そう言って男は腰に差していた剣を抜いてこちらに向ける


ガラの悪そうな男「殺してやる!」


抜いた剣をこちらに向けて振りぬく

それを…


アールド「フン…」


ガラの悪そうな男「…は?」


アールドが素手で殴って砕いた


アールド「もう一度聞くけどな、まだやるか?」


ガラの悪そうな男「な、な、な…覚えとけよ!!」


そう言い残して男は走って消え去る


おとなしそうな少女「あ、あの、大丈夫ですか?」


カイ「ん?このくらいなんともないって」


ミナ「ごめーん…遅れちゃって…ってカイさん?」


カイ「ミナ?この子ミナの友達だったのか」


ミナ「カイさんはどうしたんです?」


おとなしそうな少女「変な人に絡まれてたのを…この人達に助けてもらったんです…」


カイ「俺は別に何もしてないけどな、やったのはそいつ」


と言ってアールドの方を指さす


ミナ「アールドさん、ありがとうございます!」


アールド「…まぁ、カイがやったようなもんじゃないか?」


カイ「俺は何もしてないってー」


ミナ「?…よくわかりませんが二人ともありがとうございます」


カイ「まぁ、困ってる人みたらほっとけないだけだけどな」


アールド「そんで、俺はそれに巻き込まれるっと」


カイ「いやぁまだ始めてだろこんなこと」


アールド「今後も何度かある気がするんだがな」


おとなしそうな少女「本当にありがとうございました」


カイ「んじゃ俺たちはそろそろ行くわ」


ミナ「はい、またです」


カイ「じゃあなー」


アールド「じゃあ、またな」


そうして俺たちは見回りを再開する


アールド「まさか、いきなりあるとはな」


カイ「未然に?防げたしいいんじゃいか?」


アールド「だな」


カイ「さーって後は何もなければいいんだがな」


アールド「そういや今回は手、出さなかったな」


カイ「我慢したんだよなぁ、すぐにでも殴り飛ばしたかったな…」


アールド「ふむ」


カイ「さすがに謹慎中に近い状態で、また問題起こすのもな」


アールド「そうか、」


カイ「まぁ、あと少しあいつがしつこかったら殴ってたかもしれないが」


アールド「その前に俺が殴るぞ」


カイ「そういうことにしとくか」


アールド「ああ、この話は終わりで…っと」


そのあとは特に何もなく俺たちは寮まで他愛もない世間話をしながら歩いて行った

そして寮について俺は自分の部屋に、アールドは用があると言って外に歩いて行った


そんなこんなで今日が終わった


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