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世界の終末は何処からともなく…(旧)  作者: エルスト・レイ
第二章 新たな仲間と終わりの力
24/40

12話 ~本書~最初の授業(前編)

この始まりは些細なものなのかもしれない


~第四学園都市、クルーズナ学園 東棟 1-A~〔カイSide〕


入学式も終わり教室へ移動した

学園生として始まりの日

教室に入り自分の席に座った

まわりをみわたすとエーミアとユーリの姿があった

エーミアと目があって…


エーミア「おおー?」


ユーリ「どうしたの?」


エーミア「あれって!」


エーミアが俺を指差してユーリがこっちを見る


ユーリ「あ」


カイ「おう、よろしくな」


エーミア「よろしくー」


ユーリ「よろしく」


会話でもしようと近づこうと席を立とうとした時

教師が入ってきた


?「席に着けー」


そう言いながら教卓へ向かい

全員が席に着くのを確認して


ゼク「俺が今日から一年お前らの担任をするゼク・スライクだ」


担任はなんというか武道派な感じがする見た目だった…

俺もあれくらい筋肉あればなぁ


ゼク「担当は実技全般だ」


やはり実技か…

剣術、体術、魔法とかの練習とかかな


ゼク「これからよろしく頼む」


生徒「「「よろしくお願いします」」」


ゼク「自己紹介は勝手にやれ、この後はクラスの係決めとチーム分けだ」


クラスの係決めはわかるけどチームわけか…何のだろ


ゼク「実技授業の際のチームになるからチーム分けはしっかりとな」


生徒「「「はい!」」」


ゼク「あとは勝手に決めとけよ、決まったら職員室にクラス委員が報告にこいよ」


そう言って担任は教室を出て行った…

放任っていうか適当っていうか…

何なんだろうな

しかしこれで決まるのか…?

チーム分けならともかくクラスの係決めはなぁ


??1「みんな!クラス委員長だが僕がやろうと思う、意義はあるだろうか?」


誰かがそう言った

周りの人は何とも言えない雰囲気だ…


??2「まずは自己紹介をしてからじゃない?」


そういう声もあって自己紹介をすることになった


みんなの自己紹介を聞いていると俺の番が来た


カイ「俺の名前は…」


??3「カイっていうんでしょ、優等生」


軽く邪魔されたが気にせず続けて…


カイ「まぁカイ・エイサイで…」


??4「はいはい、次いこー」


初めから険悪な雰囲気に…

俺何かしたんだろうか…


俺の番が終わり少しへこんで落ち込んでいて

そのままその授業時間は自己紹介とクラスの係決めまで決まって終わった


休み時間もそのまま続けてチーム決めを決め始めた


最初にはぶられた俺はクラスになじめるわけもなく一人孤立していると

エーミアが近づいてきた


エーミア「5人で一つかぁ、あと2人だね」


ユーリ「こいつとあたしとエーミア…他にあてあるの?」


カイ「なんか俺嫌われるようなことしたっけ?」


ユーリ「昨日クルトとかいう奴がカイがいかさまして入ったとかどうとか…」


カイ「あいつそんなことしたのかよ…そんなことしてないのに迷惑な奴だ」


エーミア「じゃあカイが嫌われかけてるのは勘違いってわけかー」


カイ「そうかもしれないな」


エーミア「嘘で嫌われてるならほっといてもなんとかなりそうだねー」


カイ「そんなもんか」


エーミア「それよりあと二人!」


カイ「俺が誘うのは無理だとして…」


エーミア「あーちゃんは?」


カイ「使い魔を人数に入れていいなら」


エーミア「無理だよねぇ」


ユーリ「普通に探せば?」


カイ「エーミア、ふたりでいる奴探せば丁度いいだろ」


エーミア「そうだねー」


ユーリ「あれは?」


そう言って指差した方向にはクルトがいた

あいつ、同じクラスだったのか…

しばこうかな…それはまずいか…


カイ「ふざけてるのか?絶対ケンカ売ってるだろお前」


ユーリ「え?あああああ、ごめん!適当だった!」


あわててるユーリ可愛いな…じゃなくって


カイ「まぁいいけど、あいつさそうのか?」


ユーリ「絶対ない」


カイ「ところでエーミアは?」


ユーリ「そういえば何処に行ったんだろ…?」


エーミア「一人入ってくれるってー」


カイ「うお!」


エーミア「この娘…名前なんだっけ?」


そう言って後ろにいた娘を前に出す

ってか名前すら知らずに誘ったのか…

さっき自己紹介してたのにな


ミナ「え…ミナです…」


出てきた娘は結構おとなしい感じの文学少女系だった


カイ「俺はカイ、よろしくな」


ユーリ「ユーリよ、よろしく」


ミナ「よろしくおねがいします」


エーミア「あと一人かぁ」


今の時点で男俺だけ…

このままエーミアに任せると男俺一人になりそうだな…

ハーレムだけど辛そうかな…


カイ「俺が探してくるわ」


ユーリ「大丈夫?」


カイ「たぶん…」


ユーリ「無理しないでね」


カイ「ああ…」


そう言って俺はクラスを見渡した


ほとんどの人はチームを作って5人くらいで話している


まだぽつぽつと残されてる人がいるだけだな…

その中に机に突っ伏して寝てる奴がいた…

あいつに当たってみるか…


カイ「なぁ」


起きない…


カイ「なぁ」


今度は体をゆすってみる

そうすると彼は起きたらしく…


???「ああ?」


カイ「チーム決まった?」


???「まだだけど」


カイ「俺らのチームに入ってくれない?」


???「めんどくせ」


カイ「なぁ」


???「ああ、もう、好きにしろ」


カイ「んじゃ決まりで」


???「ああ、じゃあおやすみ」


カイ「名前おしえてくんない?」


アールド「アールド」


カイ「サンキューな」


アールドとそう会話して俺はエーミアの場所へ戻った


エーミア「どうだったー?」


カイ「おっけー」


エーミア「じゃあきまりだね」


カイ「とりあえずあいつのとこ行ってまとまっておくか…」


ユーリ「そうね」


アールドの席に行って話してると

クラス委員長になったクルトが


クルト「みんな、決まったかい?」


クルト「決まったようだし僕は先生をよんでくるよ」


そう言ってクルトは職員室へ行った


しばらくすると担任と戻ってきて


ゼク「チームごとに席につけ」


チームごとに分かれてそれぞれに1枚ずつ紙を渡した


ゼク「それにメンバーの名前とチーム名を書いて出せ、一番上に代表の名前をかけよ」


生徒「「「はい」」」


エーミア「チーム名は決まってるしーみんなの名前書いておわりだねー」


とりあえず紙に自分の名前を書いて疑問をぶつける


カイ「ん?決めたかそんなもん」


エーミア「きめたよー〈友達〉」


カイ「安直だな」


エーミア「わかりやすいと思うけどなぁ」


ユーリ「いいわけないでしょ!今すぐ消して…て!」


ユーリはそういいながら消しゴム使ってチーム名を消そうとしていたが消えずに…


ユーリ「ペンでかいてるじゃない!」


エーミア「えへへー」


ユーリ「えへへーじゃない!どうすんのよこれ!」


カイ「別にいいんじゃないか?そのままで」


エーミア「ねー」


ミナ「うん」


ユーリ「いいのかなぁ…」


紙を完成させて担任に提出してその授業は終わった


ゼク「今日の午後は実習だから、校庭集合だぞー」


担任はそういいながら出て行った


そんなこんなで俺たちはチームを組んだ


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