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世界の終末は何処からともなく…(旧)  作者: エルスト・レイ
第一章 終わりの始まり
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2話 ~本書~ 異世界は波乱ばかり(前編)

きっとこれは夢なのだろう、夢であって欲しい


『異世界』


~???~〔カイside〕


気がつくと俺はそこにいた


…ここは?


カイ「いてぇ…」


一体おれに何があったんだ…?

起きた事は確か…穴に吸い込まれたはず…


周りを見渡すと

幾何学的な模様が部屋全体に張り巡らされたいる

こう言うのを魔法陣っていうのだろうか…


カイ「ここは?」


?「ここはダルカマイズン国です。」


ダルカマイズン国?

中東か?


取り敢えず話す声のほうを見ると

美人なお姉さん?くらいの人がいる


カイ「ダルカマイズン?何処だ?てかあんた誰?」


?「私はライヤ・スルート・エンクマイアです。あなたがそんな反応を取るのも無理は無いでしょう」


カイ「ライヤさんね…」


名前を聞く限りヨーロッパか…

いったいなんなんだ…これ…


ライヤ「ここはあなたが住んでいた世界とは違う世界、その国の一つダルカマイズン王国の首都です。」


カイ「って、わかりやすく言われたけど、要するに…異世界のどっかの国の首都ね。」


あーわかりやすいわかりやす…い?


カイ「て、えぇぇぇぇぇ!」


ふざけるな!

なんだよこれ…


カイ「つか、帰れるんだろうな!」


ライヤ「…それが…帰り方は良く分からないんですよね…」


カイ「はぁ…そうですか…て、なるか普通?」


帰れないか…はぁ…


ライヤ「しかし、あなたには世界を救っていただか無くてはならないんですよ」


どういうことだ…?

だんだん雲行きがあやしくなってきたぞ…


カイ「はぁ?世界を救え?どうやって?なんの力もないのに?ふざけてるのか?」


ライヤ「いえ、ふざけてはいません。まあ救うといってもこの国をですけどね。」


カイ「国一つ救うのも無理だっての」


こっちは普通の学生っだっての


ライヤ「では、詳しい話は国王から聞いてください」


うわー無視だよこれ…

こう来るんだ


カイ「へ~、無視ですか…そうですか…いいですよ~グレちゃうし…」


ライヤ「国王は今、気が荒れていますので無礼な真似はしないでくださいね」


カイ「真似すると?」


ライヤ「あなたが死にます」


へ…は?死ぬ?俺が…?


カイ「…………冗談だろ…?」


ライヤ「いえ、冗談ではありませんすべて本当の事です。」


カイ「冗談っていってください…」


冗談じゃなきゃやばい…

礼儀なんて知らない…


ライヤ「では、逝きましょう」


カイ「なあ、文字違うくね?」


ライヤ「いいから行きましょう」


カイ「良くねえよ、俺にとっては死活問題だよ!」


本当の意味での死活問題じゃん…




~ダルカマイズン国・王の間~〔カイside〕


王「お主がこの国を救う勇者で間違いないな?」


カイ「え…別に俺は勇者とかそんな大層な者じゃないです。」


取り敢えず本当の事を言ってみる

でもこれって…いや、うん大丈夫だよな、うん


王「ライヤ!我は勇者を呼べと言ったはずだが?」


やばい、地雷踏んだか…


ライヤ「彼が謙遜しているだけですよ、王。」


ナイス、さすがライヤさん、命の恩人…こんな目にあわせたのもこの人なんだよな…?

しかし、まぁ。今はすくわれた、うん


カイ「謙遜なんてそんな…照れるじゃないですか…ってなるかよ!」


王「む!」


やばいやばいやばい、どうも嘘をつくのは苦手だなっと


ライヤ「カイさん!」


カイ「い…いえ…」


やばい…つい本音が…

落ち着け俺

落ち着け俺!


王「そうか…ならいい。どんな力があるのだ?」


カイ「だから、勇者じゃないし、力もないんだって」


あ…やばい

死線超えちゃったかな…

死にたくないな…


王「そうか…死にたいのか…仕方ないこの者を戦いの前線に立たせよ」


カイ「え?」


前線って…

戦争…まじかよ…

死んじゃうじゃん俺…


王「勇者なら死なないだろう。なあライヤ」



ライヤ「…そう…ですね、王。」


カイ「ふざけるなよ!このくそが。勝手に呼び出しといて死ねかよ!それは無いんじゃないか!?」


王「ふざけおって…こ奴を牢屋に入れよ!」


兵「はっ!」


カイ「ふざけんなよ!てかふざけてんのはてめえだろ!はなせ、おい止めろって」


ほんとどうなってんだよ…

つか、これからどうなることやら…



~牢屋~〔?side〕


カイ「おい離せって」


また、誰か王に逆らって牢に連れてこられたようです…

今度は何をした人でしょう…


カイ「痛!なんだよ…ここって牢屋か…」


いい人層に見えるんですけど…

人は見た目によらないとは言いますが…


カイ「なあ、そこに誰か居るんだろ」


?「え!?」


どうしてわかったのでしょうか?


カイ「ん?女?…まだ幼いな…なんでこんなところに居るんだ?声だけなら全く合わないぞお前みたいなのにこの場所は」


女だからって…

この人に私の一体何がわかるのかな…

でもこの人なら…


?「あなたこそ、なんで捕まったの?」


カイ「さあな、そっちは?」


さあなって…

適当な人…


?「……何よ…それ…」


カイ「何っていわれてもなぁ…つか人の質問無視かよ…」


そっちも無視してるじゃん…


?「私の事はどうでもいいでしょ…あなたかわってるわね…」


カイ「よく言われるよ…俺はカイ、あんた名前は?」


?「……カ」


カイ「ん?よく聞こえないんだが…」


?「ハルカだってば」


兵士「おい!うるさいぞ!」


カイ「……ん…?ハルカ?」


ハルカ「……………………」


カイ「つーかここから出られねぇのかな…」


ハルカ「………………………………………………………」


カイ「なぁ、出口しらないか?」


この人は馬鹿ですか?


ハルカ「もし私が逃げ道を知っていたらもう逃げていると思いませんか?」


カイ「そうだよな…はぁ……」


この人は何を考えているんだろ…


ハルカ「逃げようなんて考えないほうがいいわよ、死ぬから」


カイ「はぁ…どっちにしても死ぬならもうチョイ頑張ってから死にたいよなぁ」


何をがんばるのやら…

でもどうせ死ぬって


ハルカ「もう勝手にすればいいじゃない…」


カイ「そうさせて貰いますか」


え!?


そう言って彼は…立ち上がると…


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