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世界の終末は何処からともなく…(旧)  作者: エルスト・レイ
第一章 終わりの始まり
10/40

10話 ~本書~ 登山に危険はつきものだ

久々に続きを書いてみたけれど…

キャラクターの性格が変わっていたらすいません


昨日の夢、未来の光。違いは差ほどないかもしれない




~アナムサイム山脈、下部~〔カイSide〕


朝の光が差し込み鳥のさえずりが聞こえる

そして今日も目が開く

まだ寝起きの寝ぼけた思考回路でぼんやりとする

お世辞にも寝起きはいい方ではないのだから・・・


カイ「ん…もう朝か…」


今日はこれから登山だ

このままおわるまで何もなければいいのにな

そろそろ起きて山登りの準備でもするかな…


起きて馬車から降りるとそこに皆がいた


カイ「おはよう」


アルサイム「おはよう」


リーザ「ん…」


そういえばあいつの姿がないな…


カイ「ハルカは?」


リーザ「起こしたんだがな…」


カイ「寝起きは悪いからな」


アルサイム「フム…そろそろ時間だしな」


もっとゆっくりとしていきたいところだが・・・

でも俺が起こすのもなぁ・・・


カイ「リーザ、頼めるか?」


リーザ「わかった」


カイ「じゃあハルカが起きて準備ができたら出発だな」


アルサイム「持ち物は最低限にな」


カイ「当たり前じゃん」


アルサイム「女性陣がどうなるか…」


ハルカ「遅くなってすいません」


カイ「準備はできたか?」


ハルカ「だいたいは…」


そういってハルカが持っている持ち物は俺の4倍くらいか・・・

しかたないか・・・


カイ「持てるか?」


ハルカ「少しきついかもしれないです」


カイ「少し持つよ」


ハルカ「ありがとうございます」


カイ「リーザは?」


リーザ「出来てるぞ」


カイ「じゃあ行くか…」


………………………………………


~アナムサイム山脈、中部~〔カイSide〕


モンスターの群れに遭遇し撃破する

これをかれこれ何回か繰り返す・・・

この世界の事はしらないが多いと思う


カイ「流石に多くないか?」


アルサイム「確かにな…」


やっぱり多かったか・・・

これが何かのきっかけじゃなければいいんだけどな


カイ「これ以上はきついぞ…」


なんだか雲行きがあやしくなったな・・・

ぽつぽつと雨が降り始める


カイ「雨!?」


アルサイム「こんなところでか…引き返すか?」


カイ「いや…登ろうぜ」


雨の中の登山は危ないがここまできたら登山小屋に行く方が近いし

登った方が安全だろうしな・・・


アルサイム「ふむ…」


ハルカ「そうですね」


リーザ「ええ」


……………………………………………………………

~アナムサイム山脈、中部宿舎~


風や雨が強くなりそれはやがて嵐へと変化した

宿舎に壁に打ち付けるような雨の音が響く


カイ「嵐になってるな…」


リーザ「そうだな…」


カイ「嵐になる前に間にあって良かったな…」


雨のせいで体中びちゃびちゃだ・・・

ちょっと気持ち悪いかもしれない・・・


カイ「とりあえず体拭いて着替えようぜ」


リーザ「そうだな…」


ハルカ「私たちあっちで着替えるので覗かないでくださいね!」


カイ「覗くかよ」


ハルカ「本当ですか~」


ここまで言われるとなんか覗きたくなって・・・

何を考えてるんだ?俺は・・・

でもちょっと覗きたいかも・・・


カイ「覗いていいなら覗くけど・・・」


何言ってるんだ俺は

こんなこと言ったら殴られるのでは・・・


ハルカ「・・・馬鹿!」


カイ「ぐはっ」


そう言って殴られ意識を手放した・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


起きるとなぜか頭が痛む・・・

一体何があったのだろうか・・・


カイ「なぁ、アルサイム?俺が寝る前何があった?てかなんで俺寝てたんだ?」


宿舎に着いた後の記憶がない・・・


アルサイム「お前が馬鹿をやったからだ」


一体何をしたか思い出せない・・・


カイ「一体何をやったんですか?」


アルサイム「忘れていた方がいいのかもな、しかしお前は漢だな」


本当に何をしたのやら・・・


カイ「そういえばまだ雨が強いな」


雨の音がうるさい

これは宿舎の壁が薄いのか

はたまた雨が強いのか・・・

どちらにせよ雨がやまなきゃ先へ進めない


アルサイム「このままだと明日じゃ止まなそうだな…」


カイ「確かに…」


アルサイム「もし止んでも、足場が悪いからこのままは行けそうもないな…」


カイ「はぁ…」


ということは雨がやんでもやまなくても今日明日はここで待機か・・・

出来れば早くハルカを連れていきたいんだがな・・・

何もない事を祈るしかないか・・・


ハルカ「あ・・・起きたんですか?もう・・・


なぜだか知らないが怒ってるのか・・・?

なんでか知らないが無性に謝らなければいけない気が・・・


カイ「ハルカ・・・ごめん!」


ハルカ「なんで謝るんですか・・・」


カイ「着いた後の記憶がないがなぜか誤っておかなきゃいけない気がして・・・」


ハルカ「もういいです・・・」


カイ「わりぃ」


ハルカ「もう・・・」


カイ「本当に・・・」


ハルカ「あ~~もう!暗くならないでください!この話は終わり!」


ハルカがそう言って空気を変えようとするが、

むしろ俺もこの話に乗りたいが・・・

あいにくの天気のせいであまり意味もない


ハルカ「何か明るい話は無いいんですか?」


カイ「ん~無いな…」


リーザ「ないな…」


アルサイム「ないな…」


結果、皆やる気もないみたいだ


ハルカ「もう…じゃあ私から…なにか話します!」


そういってハルカが話すことを悩みだした

長くなりそうだな・・・

そうこうしているうちにますます雨風が強くなる


カイ「なぁ」


アルサイム「むぅ」


ハルカ「ん~」


もはや雨の音が滝みたいになっている・・・


カイ「これ…大丈夫か…?」


リーザ「…さぁ」


カイ、アルサイム「………」


ハルカ「むぅ…」


カイ「あ」


ここで建物に限界がきたみたいで建物のきしむ音が聞こえる

そして本当に限界が来たようだ


メリメリと軋む音を上げて・・・


カイ「まじかよ・・・」


屋根が吹き飛んだ・・・




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