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〇〇日後に番になる泉先生(α)と神楽くん(Ω)  作者: 最上ふう。


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20/20

(おまけ) あと???日/二つ名

※実際の大会や団体とは違うものとして、お読みくださいませ。

<あと???日/二つ名>


 スマートフォンで高校バレーの動画を漁っていた神楽。

 10年ほど前の、一つの動画に目が留まる。


「あ、これ、先生が現役だった頃の……や……つ……」


 神楽は知ってしまった。



「そう言えば先生ってさ」

「あ?」

「インハイじゃなくて国体に出てたんだな」


 進路相談室で相談シートに記入しながら、何気なく聞いてみる。


「……」


 返事がない。

 神楽が顔を上げると、口元に手を当てて全ての表情を削除した泉がいた。


「へっ……?」


「──見たのか?」


「え、あ。えと、うん……」

「見たんだな?」

「……ごめんなさい」

「なんで謝った?」

「え、なんでだろ……?」

「謝るようなことをしたんだな?」

「し、してねぇ!」

「何を見た」


「──“(クール)な貴公子”……」


 カタン。

 泉が静かに立ち上がった。

 長い腕を伸ばして、神楽の首をぐ、と掴み。


「ここで始末すれば秘密は守られるな……」


 などと物騒なことをブツブツ言っている。


「言わねぇ! 誰にも言わねぇから!」

「いっそ一緒に逝くか、神楽」


 ゾクリ。

 背筋が寒くなるのと同時に、顔に熱が集中していく。


「俺が悪かった! ごめんなさい!」


 泉の手を両手で掴んで、とにかく謝ると。

 やっと、喉を圧迫していた大きな手が離れていった。


 危うく進路相談室が無理心中の現場になるところだった。


(今の、先生の照れだったんじゃね……?)




進路相談室で「なんでバレー辞めたの?」と質問するシーンの前に入れたかったのですが、冗長だし、雰囲気クラッシャーだったので没になったエピソードです。

今より尖っていて不愛想だった頃の、泉選手の二つ名(キャッチコピー)でした(笑)

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