仏陀とガンジー
ある日ガンジーは問う。
「師よ、世界は空であるとは何ですか?」
そういわれて仏陀はスキップを始める。
仏陀「そうか、私の目も曇っていたようだ。君は命より大事なもので死を乗り越えたんだね。それは間違いだ」
滅多に否定をしない師にそういわれてガンジーは戸惑った。
「だって君今知るまで死にたくないと思ってるだろ?」
ガンジーははっとして止まってしまった。
「修行だと突き放して知る執着を克服させてあげたいが、これは中途半端な悟りにお墨付きを与えた私のミスでもある。ゆえに君の知るは満たされないかもしれないけど対話は続けよう」
「師よ、ありがとうございます。しかし師がミスなんて愚かな私が悪いのでは?」
「君が自ら愚かななと思うのは良いが、それを私が言うならミスだと言う事だ。そんな難しい事じゃない」
「師がそんな簡単な事でミスを?」
「空を悟るのは簡単じゃないからかな。まあこれは大事な事だ、人は自分の心のように他者の心を知る事は出来ない」
何を当たり前な事をと思わずガンジーは思ってしまう。
仏陀「顔に出ている、だから簡単な事と言ったんだよ。さあ後は知恵ものの君が悟るんだ」
「師は、勘違いしただけなのですか?」
「そそ、その通りだ」
「何故うれしそうなんですか?」
「世界は空だからだ」
「はああ?」
仏陀は嬉しそうに
「君でもそんな顔をするんだな。まあさすがに意地悪だ。でも答えを悟るまでは付き合わないよ。私も伝えるまで死ねないと悪循環だ。あくまで対話だこれは、さて前言ったよ?私もミスがあるから後の物が修正すれば良いと。そして、人は自分の心のよう他者の心を捉えれない差を埋めるのは難しい」
「ああ」
「全く世界は空だ」
「簡単じゃないと思うのですが」
「それは君が言ったのでは?」
「ああそうでした私の悟りが足りませんでした」
仏陀「良い機会になったよ。どうも私最近ミスがなくて、私がミスをするって皆全く思ってなかったから。疑いに苦しめられてはいけないから、わざとはやれないしね」
「ああこれ正しいのかと疑うのじゃなくて、これは絶対正しいはずととらわれるなですね?」
「そうそう君は本当に聡い、私もミスをするはずだ。やっぱり世界は空である。君は空を悟るのかは分からないが理解は出来そうだ」
「ああ入り口には立てますか?」
「おそらく、空は世界を説明するものじゃない」
「でも師はそういってますよ?」
「ただの感想だ。間違ってないよね?じゃ神髄を見せるよ」
そう言って仏陀はまたスキップを始めた。
「ランランラン、ランラララン」
ガンジーは困惑して眺めていた。
「楽しみを期待して執着すると、それが消えるかもしれない死が怖くなる。でも私は楽しみが想起するのを否定してない。ゆえに弾むんだ」
そう言って仏陀はスキップを続ける。
「ランランラン、ランラララン、ラララーン」
ガンジーは目が覚める。仏陀はとっくの前に死んでいる。じゃあの答えは正しいのだろうか?空は説明なのか?感想なのか?
『人は自分の心のように他者の心を知る事は出来ない』
夢の中で聞いた仏陀の言葉にハッとして思索をやめる事にする。




