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第1話 イメチェンAI

「顔認証が完了しました。続いてパスコードを入力してください」


私はパスコードを入力した。


「パスコード確認中です。パスコードが認証されました」


女性AIの認証されましたという声が聞こえて扉が開いた。


「やぁ、皆月君。悪かったね。わざわざ来てもらって」

「指令。御用とは何でしょうか?」

「いや、大した話ではないんだけどね。最近、事件が何もなくてつまらなくてね。少々マンネリ化しているから、このシステムを管理するAIのイメチェンでもしようかと思うんだ」

「はぁ。そうですか。わかりました」


次の日。

私はまた指令に呼び出された。


「やっほー!とりま顔認証しちゃうねー!」


私は動揺しながらカメラに顔を近づけた。


「おっけー!次はパスコードも入れちゃってー!」


私はパスコードを入力した。


「はいはーい!じゃあ開けるよー!」


「やぁ。皆月君。AIはどうだった?」

「ギャルですね」

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