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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
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愛を信じられない冷酷な美少年犯罪者が天真爛漫なヒロインに『……お前が俺を変えてくれたんだ』って言うテンプレな話

作者: ヒロモト

「……偽善者が!俺に構うな」


「もー!なにあいつ!?顔はいいけど中身が最悪!」



「……お前。変わってるな」


「うるさいなぁっ!早く食べなよ!どうせ普段からろくなもん食べてないんでしょ!」




「……もうやめてくれ。お前といると俺が俺じゃなくなる」


「あなたが幼い頃に両親に捨てられて傷ついたの知ってる!それ以来人を信じられなくなったって!でも!人は人を信じられるよ!今からでも遅くない!……私から始めてみようよ」




「……お前が俺を変えてくれたんだ。俺はすっかり人間らしくなっちまった。弱くなっちまったな」


「それは弱さじゃないよ!信じるってのは強さだよ!」



「……自首しようと思う。これまでの罪を償いたい。俺は沢山の人を不幸にしてきた」


「それは逃げだよ!あなたは罪から逃げてるだけ!本当に反省しているなら誰かを幸せにしよ?……まずは私から始めようよ」


「……自首させてくれぇ」


「泣くなっ!」


地下の防音室に監禁して1ヶ月。クールな彼もすっかり変わった。私の愛があなたを変えたのね?責任は取るよ。結婚しようね?


「おまわりさん助けて!」


「るっせぇな!」


「ぎゃあっ!」


きれいな指なのに勿体ない。これで最後の一本。

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