表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

75/144

取調室のカツ丼文化はいつ頃出来たものなのだろう?その5


「では一旦引き上げます。遺体はこちらで引き取り検死にかけます。死因については後ほど報告させて頂きますのでお待ちください。では」


ミルボン大尉が出口へと踵を返すと同時にウェイク少尉が遺体袋を抱えて後に続く。その後アルベルトさんが二人を玄関まで見送りに行った。


やれやれ、これでひと段落ついたであろうか?


俺は席へと戻り再び軽食に手を伸ばす。ああ、そういえば⋯。


少し遅れて席に戻ってきたお嬢様にもう一人の事を聞いてみた。


「そういえば一緒に戻ってきたもう一人は何処(いずこ)に?」


お嬢様はアメリアさんと顔を見合わせると再びこちらを向き少し困ったような顔で答えた。


「あの⋯中途半端に起きて眠いからもう一度寝ると言われまして寝室に向かわれました」


ほーう。八面六臂の活躍をした仲間を出迎えるでもなく寝ましたか⋯という事は、ここにある飯はアイツの分を考慮せずに食えるという事だな!!やったね!!得したねえ!!


「そうですか⋯⋯まあ、寝かしておいてやりましょう」


「それでですね、本日別邸の方にご案内する予定でしたが事が事だけに明日に延期させて頂きたいのですが宜しいですか?」


「ええ、構いませんよ。あっ!!私からもお願いが一つ。少し休んだらお庭の一角をお借りしたいのですが」


「はい、それは構いませんが⋯何かなさるので?」


「ええまあ、少し考えている事がありまして」


俺の問いにお嬢様の頭にはてなマークが付き何か言いたそうではあったが俺はそのまま食事を続けさせて貰った。食事が済み、高級な座り心地満点のソファーで少し仮眠をとり起きた所で先ほどの言葉通り俺は身体を伸ばしながら屋敷の庭へと出ていった。


「それで、何をなさるので?」


お嬢様と同じ様な口調でサテラがこの広い庭で何をするのか聞いてくる。


「俺思ったのよ、この身体を全く使いこなせていないと。傭兵の時といい暴漢の時といいレッドキャップの時もそうだ。この先装備に頼る事が出来なくなった場合何もスキルの無い俺が真っ先に役たた〜ずになってしまうではないか!!それは避けたい!!よって訓練を所望する!!」


「そうですか!!やる気があるのは良い事です!!早速準備をしましょう」


とポンと渡されたのが小豆(あずき)色のイモいジャージである。


「これは⋯バラエティー番組等で芸人さんが着る様なジャージ!?俺はもっとスポーティーでスタイリッシュな物が良いのだが⋯」


「動きやすさを優先したらコレになりました。ほら、ささっと着る!!」


「嘘だー!!絶対お笑い重視だろ!!訓練とかこつけてドッキリとか仕掛けるつもりだろ!?」


とは言いながら周りに人がいないのを良い事に素直に着替える俺であった。

着替え終わりまじまじ己を見てみると地上波に初めて出る若手芸人風俺参上なのである。


「それは仕掛けろと?押すなよ的なオーダーですか?」


「また日本文化の知識が深化したんじゃないか?ちなみにドッキリはいりません。真面目に行きたい!!」


「了解です。では」


目の前に現れたのはいつもお世話になっているお馴染みの量産型ギア。コレで何をするのだ?


「貴方の身体は兵士として出来上がっている状態ではあるのですが、問題は中身がついてこれない事ですよね?そのギャップを埋めるためにひたすら実践あるのみですよ。私が操るギアと格闘訓練を行います。用意は良いですか!?ちなみに貴方はギア装着無しですよ!!」


「⋯⋯⋯⋯痛くしちゃ⋯やーよ⋯」


と口に出した瞬間、全高約2メートルぐらいの巨体が襲い掛かってきた!!


いーーーーやーーーーーー!!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ