昔の特撮の撮影スタイルは大体根性だった!!その3
注釈部分をタップすると小さい四角の何やら文字が書いてある図形が大きくなり画面いっぱいに表示された。これは⋯⋯ショップだ!!武器や消耗品を買えるショップじゃないか!!ここでゲーム要素ぶっ込んでくるかシステムよ!!しかし兵器って高いじゃん。例え数千万円あったとしてもミサイル一発買ったら終わりじゃね?そんなの買えんぞ!!でもまあお値段を見てみましょう。
どれどれ?
って円でもドルでもユーロでもねえ!!ましてやこっちの世界の金でもねえ!!ポイントだと?
また注釈がある⋯見てみましょう。
え〜と。敵を倒すとポイントが貰えてそれに応じた物品と交換出来るとな!!
で、今の俺が持っているポイントが一万六千とんで九ポイントときたもんだ。
120mm迫撃弾が一発100Pで、ジャベリンが1,000Pですか。一通り見てみると誘導弾は高価で無誘導物は比較的安価なのが分かった。一番高いのはウェポンベイ付き大型UAVで100,000Pだって。一番安いのは飴ちゃんで0.1Pだって。
少し考えこんでいるとサテラが話しかけてきた。
「どうしました?いきなり黙って」
「いやあ⋯たった今弾薬問題が解決したと言うか⋯」
「はい!?」
「いやね⋯敵を倒すとポイントが貰えるみたいなんだよ。んでそのポイントと色んな物とを交換してくれるお店がこの中にあってね⋯」
「はあっ!?そのような項目はどこにも見当たりませんが!?」
「えっ!?見えない!?」
「はい!!認識出来ません!!」
どう言う事だ?サテラが認識出来ない?確かに画面内に表示されている。しかしサテラには見えていないと⋯はて!?
「ポイントなる項目はどこにありますか?私にはわかりません!!」
俺だけに見えている⋯⋯俺だけ⋯何故だ?そんな俺は誰だ?何もんだ?なんかそこまで出かかってる気がするのよ!!何だこのモヤモヤ感!!
「しかし⋯そのような物⋯まるでゲームじゃあ無いですか!!倒した敵より会得したポイントで武装等を購入するなど⋯」
ゲーム?ああゲームか!!
そうか!!ゲームだ!!ゲーム要素だ!!そうだよ!!俺はプレイヤーでサテラはキャラクターだと言う事をすっかり忘れていた。ショップってのはあくまでゲームのシステムであり彼女の現実の範囲外なのだ。だから認識出来ないのだろう。プレイヤーたる俺だけが見ることが出来る!!
成程!!合点がいったね!!
「まあ⋯良いじゃん。仕組みはわからねど補給は出来る訳だからさ。細かい事は気にしない。余り考えすぎるとハゲるぜ?」
「ほう⋯それではナノマシンをけしかけて貴方を先にハゲさせるとしましょう!!」
「そいつはご勘弁を!!」
「まあ⋯この世界に来てから常識外れの事ばかり起きている訳で、もう何が起きでも動じないとメモリに決めました!!貴方の言う通りヨシ!!とします」
「そうそう。流れに逆らわず身を任すのも大事よ。異世界転生?転移?どっちでもええけど、こんな激流に逆らったところで流されるのが落ちだからね。どうせ流されるなら最小限の力で最大限楽しみたい!!」
「そうですか。それでは私はそのお楽しみをサポートすると致しましょう。それで一つお願いがあるのですが」
「んん?なんじゃらほい?」
と返事を返すといつの間にか手の中に眼鏡が握られていた。
「これは⋯⋯眼鏡だね。というより球面一枚レンズタイプの保護メガネに近いか?オシャンティーやな⋯」
「いえ!!これは一見眼鏡に見えますが実は違います!!取り合えず掛けてみてください!!」
「おうよ⋯」




