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飯は美味ければうまいほど健康に悪いもので出来ている その2


流石は商家の娘である。会話の引き出し方のうまい事この上ない。会話が続かない事山の如しの俺が喋れるんだもん。すげえすげえ!!でもなんか余計な事を喋っちゃったかな?俺の国の文化とか、食物とか。お嬢様⋯キャバ嬢だったらすげえ売れっ子になるだろうな。


んでその会話の中でルゥの情報も聞き出せた。


彼女の出身はエルフの国の端っこの里なんだって。国の名前は忘れた。彼女の髪色は白だがエルフの中では珍しいとの事。どちらかと言うと魔族に多い色だとか。ん!?魔族とな!?ここで新種族登場!!

魔族については後で聞こう。


そして暫くルビー捜査員の取り調べにより両人ともペラペラ情報を吐いていたところにアルベルトさんが登場した。


「失礼いたします。皆様、お待たせいたしました。お食事のご用意が整いましたので食堂の方へおこしください」


「そうですか。では皆様ご案内いたします。さあ、こちらへ」


お嬢様はそう言うとソファーから立ち上がりアメリアさんを連れて歩き出した。

その後に俺達、最後にアルベルトさんが続いた。しかしアルベルトさん、いい笑顔をしておられる。

余程お嬢様と頭目の昼食が楽しみなのであろう。


長い廊下を歩き、またまた立派な扉の前で止まるとアルベルトさんとアメリアさんが先程と同じフォーメーションを取り扉を開けた。


そこには、何故かの既視感があるロングテーブルとそこに並ぶチェア。

正面奥の席には既に頭目が座っており横にはミヒャエルが待機している。そして頭目は俺達の顔を見るなり立ち上がった。


「やあ皆様、お待たせ致しました。どうぞお座りください」


俺はアメリアさんに、ルゥはアルベルトさんに案内されて席に着いた。

頭目正面にお嬢様、頭目から見て右の席にルゥが座り、俺はお嬢様から見て右の席に座った。


これは⋯英国の貴族ドラマで見たアレですな!!英米式の席の座り方だわ。

昔ちょっと調べた事があったから覚えてたわ。


顔を上げると横には笑顔のお嬢様がいる。そんで背後にはアメリアさんが。


なんか気恥ずかしい⋯目線を外す為テーブルに目をやると卓上には複数のナイフとフォーク等カラトリーがセッティングされている。あれま!?コース料理か!!こんな飯は友人の結婚式以来だな。


アイツはどうしているのだろうな?早い結婚だったが⋯離婚してなきゃ良いけどね。


しかし、テーブルマナーなんて日本人の俺にゃあ縁遠いもんだったがエルフさんはどうなのかね?

と思いルゥの方を見てみると、彼女の頭上には思いっきりハテナマークが出ているのであった!!


「あれま!!頭取はん!!なんでこんなにたくさんナイフやらフォークやらがあるんえ?ごはん食べるのやったら一組あれば十分ちゃうん?それとも落とした時用?」


ああああああああ!!何言ってんのこの()は!!


「それは料理毎に使うナイフとフォークが違うからなの!!端っこから使っていくの!!そう言うもんなの!!」


「ふええ!!そんなしきたりがあるんえ!?こんなに食器をようけ使いはるなんて洗い物が大変そうやわぁ」


ブフッと吹き出す頭目。アルベルトさん使用人御一行は頭目の反応に不思議そうな顔をしている。


「すいません!!ウチのエルフが!!すいません!!なんせこの前森から出て来たばかりの田舎娘でテーブルマナーのテの字もわからん奴ですからどうかご容赦を!!」


テーブルに頭をぶつけるが如く何度も頭を下げる俺。ルゥは席から立ち上がり俺に反論する!!


「田舎娘!!兄さんちゃうわ!!田舎ちゃうよ!!田舎なんて生ぬるい!!ほぼ秘境やわ!!ウチの里舐めたらあかんえ!!自慢やないけど、外の人が里に入るんの年に片手で数えられる程しかないえ!!山を越え谷を越えウチらの里にやってくるんよ!!商人の人らがウチらの薬を買い付けにな!!」


「それは自慢なのか!?」


再び吹き出す頭目。しまいにゃ大笑いだ。


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