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日本む〇しばなしのOPに出てくる龍の飛行原理が知りたい!!その6


「こちらこそ」


俺は彼の握手に応じ彼の手を握った。改めてデニケン氏の方を向く。彼はギルド長ぜんとした非常に凛々しい顔をこちらに向けていた。が、彼の顔面中央を伝う赤いラインが顎ら辺に達した時、キリっとこちらを見つめていた黒目がぐるりと上を向き彼はそのまま床に倒れるのであった。


「あ、やっぱだめみたいですね。そりゃあの快音を鳴り響かせておいて何も無い訳ありませんよねえ」


おいクソAI!!そんな明るい口調で言うんじゃないよ!!


そんな中エルザ氏が倒れて泡を吹いているデニケン氏の後ろの襟を掴み上げ俺達の方を向く。

ビクッとつい身体が反応してしまった!!


「んじゃあこれからもよろしくね。また珍しいもんが狩れたらぜひうちに持ってきておくれよ!!ほれっ!!あんた行くよ!!祭りの用意もあるんだからとっとと起きな!!」


とエルザ氏はデニケン氏を引きずりながら部屋を出ていく。俺達はその光景をただ茫然と見ているだけであった。


「デニケンはん大丈夫かえ?かなりいい角度で入ってたからなぁ⋯」


「私はまた貴女が精霊魔法をかけるんじゃないかと気が気ではありませんでしたよ」


「酷いわぁ~ウチかてそんな浅はかやないわぁ~」


「本当の所は?」


ルゥさん少し黙り、俺と顔を合わせずそっぽをむいた。


「倒れた瞬間一瞬なぁ⋯」


「そうですか。よく我慢できましたね。偉いですよ」


「む~!!」


不満顔のルゥさんである。まあサテラの言う通りよく我慢したよ。


「さて、我々も行くか!!」


「うん!!行くえ!!」


金の入った袋と冒険者証をストレージにぶっこみ応接室を出て受付のあるフロアに向かうと冒険者数名がこちらに眼をやった。ただの確認なのか奥から出てくる冒険者が珍しいのかまあ良く分からんが気にも留めず出口に向かおうとするとルゥに呼び止められた。


何やら真剣な顔をしている。


「何?どったの?」


「あんなあ⋯大金もろうた所で言うのも心苦しいんやけどな⋯兄さん⋯ウチに投資してくれへん!?」


と言うと同時に頭を下げるルゥ。いったいどうしたの!?

話が全く見えていない俺に変わりサテラがルゥに答える。


「投資ですか⋯投資が必要となると今貴女の手持ちの資金では賄えないという事ですね」


「うん⋯」


「何をなさりたいので?」


「あんな、ウチな、ポーション作りたいんよ」


「ポーション⋯ですか?」


「ポーション⋯ってあれか?飲めばどんな怪我でもたちまち治っちゃうと言われるエナドリの事か?」


「エナドリ?なんなんそれ?うん⋯まあポーションの品質によって治せる怪我の程度は違うけど⋯大体そんな感じの認識でええんかなぁ?そんでなそこの張り紙見たんよ」


ルゥの指さす方向に確かに張り紙があった。なになに?うん!!遠くて見えん!!


「ポーションをな、買い取ってくれるんよ!!ポーションが大銅貨三枚、ミドルポーションが銀貨一枚、ハイポーションやったら銀貨五枚や。ウチ、ポーション作れるんよ!!だからな、それ売って収入にしたいんよ。兄さんも仲間に安定した収入があるのはええやろ?兄さんにもし何かあっても最悪ヒモになれるえ!!」


「ヒモねえ⋯悪くない⋯昼まで寝てていいですか?」


「何馬鹿な事言っているのです!?全く!!まあヒモはともかく、冒険者という申請すれば誰でもなれる基本ハイリスクの博打上等吹けば飛ぶよな職業ですから、確かな収入源があると言う事は我々とってもありがたい事です。それで、必要な額はどれくらいでしょう?」


ルゥ、しばし考える。


「う~ん、うち一人の作業量とポーションの出来高を考えると魔力反応釜は中型が欲しい。それと魔力定着槽と成分抽出器もそれに合わせた大きさがええわぁ。あと蒸留器とか浄化槽とかその他細々な機器を入れて大体金貨二百枚くらいだと思うんよ」


う~ん、高いのか安いのかわからん!!でもその道のプロが言う値段なのだからそうなのだろう。


「二百枚⋯ふっ!!あぶく銭が入って気が大きくなってる今だからやっちゃうよ!!ラッキーだったねルゥ」


「ふふっ、ほんまラッキーやったえ」


「ほんじゃまあ、飯でも食いに行きますか?昨日から何も食ってないから腹減ってきたよ」


「ええなぁ~どこいこか?屋台じゃなくて店に入ってみるのもええんちゃう?」


「お二人とも!!ストレージに昨日刈り取った薬草があるのですがギルドに納品しなくても良いのですか?」


ああそうだ!!俺達薬草採取を請け負ってたよな!?いやいやもう忘却の彼方だったわ。う~ん。


「めんどくせえから明日で良いんじゃない?明日できる事は明日に回し今しかできない事をするべし。すなわちそれ昼食也!!さあ、いこうぜ」


「いくえ!!」


俺達は出口に向かい歩き出すと目の前の扉が開き、身なりの良い若者(イケメン)が入ってくるやいなや皆に聞こえるような大きな声で話し出した。


「失礼します!!こちらにイルマ様とルゥシエル様という方はおられますか!!」


はい。目の前にいるのがそうですが⋯俺、なにかやっちゃいました?


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