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日本む〇しばなしのOPに出てくる龍の飛行原理が知りたい!!その5

そう言うとデニケン氏は手を二回叩いた。すると応接室の扉が勢いよく開き、左手のトレイに冒険者証、右の肩に金の入った重そうな袋を担いだ女将改めエルザ氏が入ってきたと思ったら俺の前に金の袋を勢いよく置くのだった。


「ふ~!!重かった!!こんな大金久方振りに見たよ!!景気が良くて非常に宜しい!!しかし最初見た時はひょろい兄ちゃんかと思ったがね。草取り数年やって引退コースと踏んでいたが人は見かけによらないねえ~。いやいや大したもんだよ!!職員の間でも逸材現る!?とか話題になってるし女子職員共の眼光も鋭くなってるよ!!ウチは若い奴から熟女までとり揃えてるから気に入ったのと付き合っても良いんだよ?そんで結婚でもしてこの街に根付いてくれても構わないんだよ?」


何か異常な圧を感じる⋯エルザ氏の顔は笑っているが眼が笑っていない!!


「過分な評価痛み入ります⋯しかし⋯まだ結婚する気は無いですねえ。正直まだ遊びたいってのが本音ですわ」


ふふっと小さく笑うデニケン氏。


「そうかそうか。そうだな、その若さならまだ遊んでいたいという気持ちもわかる。それに⋯隣のお嬢さんの顔を見てるとねぇ~」


デニケン氏の言葉におもわず口元を両手で覆いなにやら慌てふためくルゥさん。


「ええ!?ウチなんか変な顔してたえ!?」


デニケン氏はニヤついた顔で少々意地の悪そうな顔をしている。


「ああ、苦虫を噛み潰さず、舌の上で転がしている様な顔をしていたぞ」


「ええ!?ウチそんな顔してたん!?やだわぁ〜恥ずかしい!!」


両手で赤くなった頬を押さえて肩を揺らすルゥさん。良く昔のアニメとかで見た女子が恥ずかしがる時にする動きだ⋯⋯現在に本当に存在したとは!!某ひろし探検隊級の発見やでえ!!尚学界には発表しない模様。


「若いって良いねえ⋯」


エルザ氏が昔を思い出したかの様にしみじみと語る⋯その威風堂々たる姿を見るに正直貴女の若い頃が想像出来ません。生まれた時からその姿では?と失礼な事を考えてしまった。


「確かに!!若いってのは良いな。うちのカミさんも若い頃は器量良しで有名だったんだがね。見ての通り今ではオーガになってしまったが」


とデニケン氏、エルザ氏を親指で指した。


「何言ってるんだよ!!」


とエルザ氏、俺達のであろう新しい冒険者証が乗った金属製トレイでデニケン氏の頭頂部を勢いよく殴った。

空を舞う俺達の冒険者証。加齢により髪が寂しくなり防護壁が薄くなった場所から響く金属と頭骨がぶつかりあう音。白目を剥き倒れそうになるデニケン氏。


しかしここでデニケン氏踏ん張りを見せる!!衝撃音からして渡ったら新世界に旅立つと言われるリバーが見えたであろうが、そこは荒くれが多い冒険者を束ねる者の矜持か頭血を流しながらも耐え抜いた!!


これが冒険者を管理するものか⋯⋯恐れ入ったぜ!!っていうかエルザ氏が言っていた旦那ってデニケン氏の事だったのね。


「さて次は冒険者証だ」


頭のトップからテレレと赤い筋を垂らしながら何事もなかったかの様に散らばった冒険者証を拾い上げこちらに渡して来た。


こんな時どう言う顔すれば良いかわからないの⋯⋯ちらりと横を見るとアワアワという効果音が聞こえて来そうな顔をしたルゥがいた。俺はとりあえず何事もなかったような顔をして冒険者証を受けとりルゥは物凄く心配そうな顔をして受け取っていた。


しかし一番何事も無かった様にふるまっていたのがデニケン氏という所がいやはやなんとも。

なんというか⋯彼等にとっちゃいつもの事的な感じ?なのかもしれない。


まあ一言余計な事を言ったら、毎回どこからか出血するのが良い夫婦関係とは到底思えんがね。


「さて、これから君達はどうするんだい?この街に留まるのかい?それとも移動?」


「そうですね⋯しばらくはこの街に厄介になろうと思っていますよ」


「そうか!!いやよかった!!銀級がこんな地方都市に残ってくれる事は稀だからね。昇級したら大体みんな中央に行っちゃうんだよね。一旗揚げたいとか、有名パーティーに入りたいとかね。夢見るのも良いけど地方にもぜひ注目してもらいたい!!と言う訳だ。こちらとしては末永く良い関係を築ければ良いと思う」


そう言うとデニケン氏はこちらに握手を求めてきた。


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