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日本む〇しばなしのOPに出てくる龍の飛行原理が知りたい!!その4

「ちょっと良いですか?今取り出した板について知りたいのですが?」


俺の問いに不思議そうな顔をするデニケン氏。


「板?⋯⋯ああ!!このマジックパッドの事かい?」


再び胸ポケットから取り出し俺の前に差し出し、ほれと持つように促された。

彼からマジックパッドとやらを受け取りまじまじと見てみた。

黒い板に色々な模様が彫ってあり、その模様の溝には何やらキラキラひかる明るめの赤い色をした樹脂のような物が流し込まれていた。


ルゥは横で物珍しそうに見ている。


「これはどうやって使うのですか?」


俺はデニケン氏に使用方法を聞いてみると、彼はすんなりと答えてくれた。


「ああ、板の中央に円形の模様があるだろ?」


ああ本当だ!!その円形の模様を中心に八方に線が広がり裏面で再び表面とは違う紋様の円に線が集まっている。まるで簡単なプリント基板みたいだな。


「その円に魔力を流す事でこいつの中に記録されている魔法をどんな奴でも使えるようになるっちゅう便利な板さ。まあ記録できる魔法はだいぶ限られるけどな。ただコイツのおかげでだいぶ楽させて貰っているよ。ああちなみにその板、俺以外使えない様になっているからな。使いたきゃ自分で用意するんだな。しかし⋯魔術師なのにマジックパッドを知らんとはね⋯⋯」


なるほど⋯スマホ的便利グッズですな。デニケン氏に板を返却する。


「田舎出身なモノで⋯しかしその様に便利な物なのに市井にはあまり広がっていない様に見えますがね?何か障壁になっている物でもあるのですか?」


「障壁?ああ、あるよ!!値段が高い!!魔力持ちしか使えない!!民が必要性を感じていない!!あとは⋯まあそんな感じかな?」


「なるほど⋯軍の人が持っているのは見たのですがね⋯やっぱ値段ですか」


そうだよなあ。あっちの世界でも携帯電話の出始めの価格はもの凄かったって話だ。

しかも軍用!?って感じの肩掛け式とか!!それに比べると魔法というもののお陰かスマートやねえ。


「なんだい買う気かい?でもパーティーでも組むのならあった方が良いな。大体の大規模冒険者パーティーは導入してるって聞いているしな。まあうちみたいな地方都市のギルドにゃ大規模パーティーは所属してないが中央に行けばそれなりにな」


と言うとデニケン氏は力無く笑うのであった。卑屈になるなよ!!デニケン!!


「まあ、将来ビッグになったら考えますわ」


「期待してるよ⋯」


とこれまた力無い返事をするデニケン氏の手の中にある板の模様が点滅を始めた。

彼が板中央の円に指を乗せると何やら声が聞こえた。


⋯⋯⋯⋯⋯⋯


「冒険者証と金が用意できた。今から持ってこさせたいのだが⋯ちょっと相談があるんだけど⋯良いかな?」


「内容によりますな!!」


「そんな大層なもんじゃあない。実はなあ⋯お前さん達に報酬を全額渡してしまうと我が支部の金貨ストックが著しく減少してしまうのよ。まあ、金貨が大量に動く案件など十年に一度有るか無いかだから多分大丈夫だと思うのだがギルドとしてはまあ一応な⋯⋯と言う訳で現金で渡すのは半分で後は預金にしてくれんか?」


「預金かあ⋯確か冒険者証で金を引き出せるのでしたっけ?」


「ああ、あと掌とか眼とか本人を証明できるものも必要だがね。持ち歩くよりは安全だよ!!」


いや、ストレージがあるからその心配は無いのだがね⋯まあでも資産の分散も必要か?


「わかりました。では半分を現金で。残りはそちらに預けましょう。その内金貨50枚をこの()の口座に入れといてください」


「ふえっ!?」


ルゥが物凄~い驚いた顔をこちらに向ける。おやおや?どうしたのかな?


「ああ、わかったよ。今指示出すからちょっと待ってな」


デニケン氏はあの板を使って向こう側に指示を出しているなか、俺の横ではルゥが非常にテンパっていた!!


「兄さん!!うち何もしてへんのにそんな大きなお金もらうのはおかしいえ!!」


金貨一枚10万として50枚だから500万か⋯確かに大金だが気を失っていたとはいえ結果的に命張ったのだからこれくらいは当たり前ではないだろうか?


「ルゥ⋯貴女は我々と共にドラゴン狩ったのです。だから貴女には報酬を得る権利があるのです。世の中黙ってお金を受け取った方が良い時もあるのですよ。わかりますね?」


サテラが説得するも全く腑に落ちませーんって顔をしているルゥさん。あんた何処まで正直者やねん!!


「そうだよ~。サテラの言う通り受け取っときいな!!仕事したんだから!!それに今受け取らんと多分面倒な事になるねんなあデニケンさん。この()も銀の三級にしてくれるんでしょ?もし私はなにもしてませーんなんて言ったら?」


「うん!!昇級は無しだね!!」


えっ!?と驚いた顔をするルゥ。


「同じの級じゃなきゃ一緒に冒険し辛いでしょ?それに級が上がれば行ける場所も広がるだろう?ねえデニケンさん?」


「そうだな。鉄級以上しか入れないダンジョンとかもあるぞ」


「だってよ!!」


「んで⋯お嬢さんは結局ドラゴン狩りしたの?してないの?」


デニケン氏の問いにルゥは元気よく答える。


「ウチドラゴン狩りしましたわぁ!!それはもう全身全霊をかけて!!」


「はい!!よろしい!!ではお嬢さんの口座に金を入れておくよ。では二人とも銀の三級おめでとう」

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