登場人物 ※挿絵あり
稚拙ながらヒロインの挿絵も入れてみました。
登場順に並べております。
■主人公(通称:おじさん→旦那様、英雄の旦那、ナナシ野郎等々)
日本人らしい黒髪黒眼の平凡なモブ顔。
ダンジョンマスターになった一般男性。
突然異世界に転生されられて、ダンジョンマスターになったが、ダンジョンを作る前にクゥリルに見つかりダンジョン作りを諦めた。その後も流されるままに毎日をのんびり過ごしている。
軸がなく、考えがブレるし流されやすいし、諦め癖もある。
特別な才能はないが、人畜無害な見た目から慕われやすい雰囲気を持っている。
■クゥリル
灰色がかった白髪紫眼、全体的に整った美人顔。光の加減によっては銀髪にも見える。
クンロウ族の村長の娘。
未成人前でありながら並みの大人以上の強さを誇り、狩場を与えられた天才児。その狩場にて主人公のいるダンジョンを見つけてから、入り浸る日々を送る。
唯一素の自分を見せられる主人公に対しては並々ならぬ信頼を寄せており、番いになってからもその気持ちは高くなっている。
主人公の前以外では淡白な感じを見せるが、本質はやんちゃで甘えん坊、独占欲も高い。
その強さから周囲に期待され、ある時を境に大人の真似をするようになる。期待を裏切ることを何より恐れており、強く出ることはあっても無理強いをするような真似はしない。
■山の主
恐竜のような見た目の四足獣。
西の終わりの山脈に住む、女神によって生み出された世界の守護者の生き残り。
住処近くにできたダンジョンを襲撃するも、子供が居たので遊び心を見せて手を抜いていた。その結果、実力を出す前に倒される。
実は子供好きのおじいちゃん。
(死地を求めたクンロウ族が挑みに来るので)クンロウ族のことはよく知っており、その子供だからと遊んであげていたつもりだった。
■クゥリルの父親
濃い灰色紫眼、主人公曰く恐い顔をしている。
元ファグ村の村長。
最愛の娘を主人公に取られてしまい、何かと目の敵にしているが何かをする前にクゥリルに手痛くやられている。
村長として等しく皆に厳しくしているつもりだが娘を溺愛していてるので甘い。さらにクゥリルには自ら手解きをしており、クゥリルが強くなる要因となった。
大雑把で物事を深くは考えない脳筋。毎年交易で大量の酒を手に入れて、年初めの儀で飲み干しているほど代の酒好き。
■後輩
茶髪黒眼、そこそこイケメン。
主人公が初めて会った他のダンジョンマスター(元大学生)。
比較的立地がいい場所だったこともあり、終わりの大地という辺鄙な地でありながら無事に生き残ることができていた。
二年間一人でダンジョンマスターをやっていて人恋しくなっていた時に主人公がやってきて、魔王ムーブで乗り切ろうとしていた。
常識人で意外と細かいところに気が利く為、村に来てからは受け入られるまで時間はかからなかった。
最近ではフィリアさんと仲が良く、今は女の人と話せるだけで嬉しい模様。
■アンリ
赤髪赤眼、ポニーテールで中性的な顔立ち。
女神に選ばれし勇者。
ただの村娘だったが勇者に選ばれてからは中央の大陸にある教会本部に連れられ、訓練と勉強に明け暮れ日々を過ごしていた。それから数年後に勇者として正式に認められ、故郷である西の大陸に戻り、勇者の役目を果たしていた。
初めこそ順調にダンジョンを潰しまわっていたが、ある時から嫌がらせのようなダンジョンが増えてきて、終いには逃げられてしまう事が多くなり、ストレスを溜めていた。
勇者の加護により死んでも復活し、ダンジョン内やダンジョンマスターが生み出したものを相手にすると能力にブーストが掛かる。
ブースト値に上限はなく、数が多ければ多いほど能力が上がっていく。ただし、本人の反応速度はそのままなので、力に振り回されることが多い。
ブーストが掛かれば全速力ではアンリのほうが速いが、瞬発的な速さはクゥリルの方が上。
■ジルベール・ウェイスター
金髪翠眼、初老の男性。
大陸中に名を馳せる大商会、ウェイスター商会の商会長。
唯一クンロウ族と交流をしている人物で、その重要性から毎年商会長本人が私設兵を率いて出向いている。
利益の為なら危険な終わりの大地まで足を運ぶ行動派で、一年ぶりに訪れたファグ村の変化にいち早く金の匂いを嗅ぎ取り、主人公を高く買っている。
その為、禁止されているはずのダンジョンマスターとの取引もしようとしている(本人曰く、ただの商人と一般人との取引なので問題ないとのこと)
■フィリア
濃い灰色紫眼。髪を一つに束ねたおさげを年頃の女性。
クゥリルとは幼い頃からの付き合いのある姉のような人。
一時期ケガで動けなくなったことを境に観察することの面白さに気付いて、観察が趣味となった。
その観察力を武器に、後輩のモンスター作りのアシスタントをして、日々楽しく過ごしている。
■変態紳士
日本人らしい黒髪黒眼。
DMランキング2位の実績を持つダンジョンマスター。
勇者という存在に異常に執着しており、自らのものにしたいという変態思考を持っている。
その実、100年以上も一人でダンジョン運営をし続けたことにより、次第に精神が壊れ始め、勇者と言う存在を知ったことで理性がぶっ飛んだ。
理性がぶっ飛ぶ前は真面目でダンジョン運営能力は随一だったが、その性格が祟り、本来は長い時を過ごす上で自身の精神力を上げるものだが、それを否定して元々の精神のままでいたので壊れた。
ダンジョンには勇者がいつ来ても良いように、触手とスライムが大量にいる。
本来はコアを潰さなければ再生し続ける脅威のモンスター群だが、クゥリルにはコアを見破られて、簡単に倒されている。
能力や技量を考慮した総合的な強さの順
山の主>>>>クゥリル(成人)≧勇者>クゥの父親≧クゥリル(幼少)>勇者>>|越えられない壁|>>主人公




