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普通の高校はどこですか!?  作者: たてみん
第3話:高校生活を満喫しよう(そこ、無理とか言わない!)
54/103

54.魔法少女大会1回戦

ここにきてようやく学園名が出てくるという。

いやぁ頑張って引き延ばしました(ぉぃ


それはちがう小劇場

「第1問。さあみんな、ニュー○ークへ行きたいかぁ!!!」

ゲートを抜けて試合会場に入ると、観客席から物凄い声援が聞こえてきた。

見れば観客席は超満員の盛り上がりで、学生から大人、どこかの報道機関など、多種多様な人が詰め掛けていた。


『さぁお待たせ致しました。皆さん。

オープニングセレモニーも終わり、1回戦第1試合が始まります。

まずは選手入場。

第1ステージは青コーナー、北野魔法学園。昨年度ベスト8に惜しくも届かなかった雪辱を晴らす為に満を持しての登場だ。

対するは、赤コーナー、神門(かんもん)学園。一般校からの参戦、去年1回戦敗退だったが今年は頑張ってほしい!さらに珍しい男性メンバーを大将に据えての登場だ』


ハイテンションな司会に合わせて、俺達はステージに上がり、相手チームと向かい合う。

さて、相手の魔力量は……あー、最初に会ったサンシャイン達と同じくらいだな。

ただなんだ、相手チームが俺達を見て噴き出しそうになってる?

なにか変だったかな。


「ぷっ。あ、あなたたち、そんな旧式の装備で勝負に挑むなんて正気?」


相手の大将がそう言ってくるけど、はて。

いやまぁ、相手の武器を見れば分かるんだけど、とぼけておくか。


「ええ。何か変ですか?ん~まぁ問題なく勝てそうですし大丈夫でしょう」

「っ!言ったわね!! ならこてんぱんに倒してあげるわ」


しまった。怒らせてしまったか。

まぁ、勝てばいいか。

挨拶が終わった後はステージの両サイドに分かれて対峙する。

と、その前に。


「みんな、武器の使用禁止で」

「え……」

「特にサンシャインとレインは危ないから武器しまって」

「そんなに、ですか?」

「ああ」


その様子を見たのだろう、司会が驚きの声を上げた。


『おおっと、これはどうしたことだ?

神門学園選手の2人が武器をしまってしまったが、これは何かの作戦か!?』

『3,2,1 ファイト』

『ここで開始の合図。さぁどの様な戦いを見せてくれるのか、注目しましょう』


開始と共に相手チームがジュラルミン製の盾を構えつつ銃をこちらに向けてくる。

そして発砲。

ババババッとサブマシンガンから大量の弾丸が放たれる。


「……見間違いかと思ったけど、やっぱりサブマシンガンなんだな」

「うん、でも当たっても痛くないよ?玩具なのかな」

「うーん、一応学生用に調整はしてあるはずだけど、相手は真剣ぽいよ?」

「魔力による差ね。この速度で撃ち出す弾丸にこめる魔力が間に合ってないのよ」

「まさに豆鉄砲」


やがて1弾倉分を撃ち尽くしたのか銃撃が止む。

俺達の防具が計測したダメージは一番防御力の低いウィンディでも全体の1割にも満たない、か。

実際には今この瞬間も少しずつ回復しているから、この10倍の銃弾を撃ち込まれても誰一人倒れはしないだろうな。

そんな俺達の姿を見たのだろう。敵に動揺が走る。


「なんなの、あいつら」

「まるで攻撃が効いてないわ」

「上位種の魔物だってこれで封殺できたのに」

「……落ち着きなさい、みんな。旧型は防御に特化しているのかもしれないわ。

分散して撃ってもダメなら敵大将に集中よ!」

「「はい」」


そう言いながらマガジンを交換し始める。

うーん、遅いなぁ。

あれを待っても、もう面白いものは見れないだろうな。


「サンシャイン、レイン。やっちゃって」

「うん、行ってくるね」

「はい」


2人は一気にダッシュすると、サンシャインがジャンプで先頭の少女を飛び越え、レインがステップを踏んでスルスルと奥へ入り込み、敵大将へと肉薄した。


「うそっ、早すぎでしょ!?」

「そっちが遅いんじゃない?そんな重そうな盾持ってるんだし」

「これくらいなら上位種の魔物でも出来ると思いますよ?」


そうしてレインが右手に持っていた銃をショートアッパーで吹き飛ばし、サンシャインの右フックが盾ごと大将の少女をステージ外へ叩き落した。


『おおっと、これは……決まった!!

北野魔法学園大将、マジリリ・ガンレッド。場外かつ気絶と判定された為、敗北が決定しました。

勝利したのは神門学園。決め技は魔法少女とは思えぬ鋭い右フック。

脅威のグラップラー娘がここに誕生だ!!』

「ちょっ、グラップラー娘って何!?」


サンシャインが司会の言葉に抗議の声を上げるも、観客の歓声によって司会席に届くことは無かった。



魔法少女が扱う兵器はエアガンレベルと思ってもらえれば。

それプラス魔力が乗るので、魔物には有効になります。


「よし、今だ。アタッ○チャンス!」

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