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普通の高校はどこですか!?  作者: たてみん
第3話:高校生活を満喫しよう(そこ、無理とか言わない!)
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46.夏休み前の行事といえば

予約投稿を忘れてました。


前書き後書き小劇場

「夏休み前と言えば?」

甲子園大会も無事に(?)地区大会が終了した翌週。

朝のホームルームで央山先生から連絡事項があった。


「みなさん、おはようございます。

甲子園大会に出場された皆さんはお疲れ様でした。

今回は剣道部が準優勝という快挙でしたね。北山くん、内川さん、おめでとうございます。

さて、甲子園地区大会が終わったということは、皆さんお待ちかねの夏休み、の前に期末試験が来週に迫っています。

試験結果によっては夏休み中、補習をすることになりかねないので、しっかり勉強して臨んでくださいね」


期末試験か。すっかり忘れてたな。


「うわぁ、そういえば試験があったよ~」


隣から情けない声が聞こえてくる。

どうやら南野さんも試験を忘れてたくちだったようだ。


「折角忘れようとしてたのに~」


いや、現実逃避してるだけか。

机に倒れ伏した南野さんと目が合う。


「!鞍馬君、勉強教えて!!」

「いやいや。なんで俺?」

「だって勉強出来そうだし。あれの教え方も上手なんだから勉強教えるのだって得意でしょ?」


なぜそこで頬を赤らめるかな。


「ちょっと、その表現はまずいだろ。ここ教室なんだし」

「えっ?」


南野さんの言葉を聞いた近くの人たちがひそひそと囁いてるのが聞こえてくる。


「(あれって、やっぱあれよね)」

「(そっかぁ。ふたりってやっぱり付き合ってるんだね~)」

「(私の彼ももうちょっと上手かったら文句ないんだけど)」


南野さんも聞こえたのか、顔を真っ赤にして否定し始めた。


「ちょ、みんな違うから。エッチな話じゃなくてね」

「まぁまぁ、隠さなくたって皆分かってるって」

「そうそう。今更鞍馬君に手を出したりしないから安心して」

「むしろ2号さんという手も?」

「だから別に私と鞍馬君はそんなんじゃないからぁ」


弁解すればするほどからかわれる南野さん。

俺が出て行っても火に油を注ぐだけだし、頑張って貰おう。

と、それより勉強か。多分俺より頼りになる人が居るよな。


ということで昼休みに東さんも誘っておしゃれな方の食堂(カフェ食堂でいいか)に来ていた。


「東さんは試験勉強ってどうなの?余裕?」

「余裕な訳ないですよ。家に帰った後、1時間くらい予習復習してるくらいかな。

試験結果は毎回70点前後で、国語と歴史が高めで、逆に数学とかはちょっと下がりますよ」

「おぉ典型的な勉強する文系女子って感じだな。南野さんは?」

「私?私は、そのぉ。赤点は取ってないよ?うん。一夜漬け頑張ってるから」

「あぁ、まぁ予想通りか」

「ちょ、それ酷くない? そういう鞍馬くんは赤点大丈夫なの?」

「俺か。歴史がちょっと不安かな。それ以外はまぁ何とかなると思う」


なにせどうも前前世の記憶が混濁しているせいか、年代とか名前とかが覚えにくいんだよな。

まぁそれでも教科書の中身を丸暗記しておけば何とかなるだろう。


「そんな訳で、放課後に勉強会を開きます。

教師役はこちらの優しくて面倒見の良い葛西先輩です。はくしゅ~」

「わーぱちぱち」

「特製ランチをお待ちどうさま。って何の話?」


ちょうどランチを運んできてくれた葛西先輩に短く説明をする。


「期末試験対策に勉強を見て欲しいって話です」


短くも何もそのままだった。

葛西先輩は短く考えた後、頷いた。


「そうね。私はみんなと試験期間がずれているし丁度良いでしょう。

勉強場所は鞍馬くんの家ということで良いわよね」

「さんせ~」

「私、北見先輩にも連絡しておきますね」


あっという間に時間や場所まで決まってしまった。

流石葛西先輩というべきか。

いいんだけど、掃除しておかないとな。

たまには勉強しないといけないですよね。



「水着になる為にダイエット!!」

「あーうん。そうだね。必要だね」

「ちょっ、今どこ見たの!?」

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