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普通の高校はどこですか!?  作者: たてみん
第2話:魔法少女育成計画!?
33/103

33.特訓第2弾1回目 基礎鍛錬

間違った今回予告

「鞍馬君、ベッドの下、覗いていっても良い?」

翌日の放課後。

俺はみんなを連れて自宅へと帰って来た。


「へぇ、ここが鞍馬くんの家かぁ」

「良いですね、一軒家。庭があるのが羨ましいです」

「ほんとねぇ。見たところ新築っぽいし。龍司君って実はお金持ちなのかしら」

「海外で一財産築いてきたって言われても驚かないわ」


みんな俺の家を見て思い思いに感想を言っている。

まぁ、海外(異世界)で一財産作って来たっていうのはあながち間違っていないな。


「あ、みんな。行先は俺の家の裏庭だから」

「えー、中入らないの!」

「それはまた今度な」


大げさにがっかりする南野さんを引っ張って裏に回る。

すると、ある意味絶景にみんなは再度驚いた。


「裏庭って、凄い広いよこれ」

「あ、あっちに畑があります」

「あそこでランチとか青汁で使う野菜を作ってるのね~」

「裏庭でピクニックが出来そうね」


ピクニックか。それは良さそうだな。

ただ今日皆を呼んだのは別の目的があってだけど。


「さて、みんな。驚くのはそれくらいにしてもらって。

今日からみんなにしてもらう特訓の内容を説明しようと思います」


そう、南野さんにお願いされていた特訓をするにあたって、どうせなら空間の魔力濃度を濃くしてあるここでやろうと提案したんだ。

場所も広いし、外とは遮断されているから多少暴れても外には音も振動も漏れたりはしないので一石二鳥だ。

皆には1列に並んでもらってから説明を始める。


「まずはみんな魔道具で変身してくれ」

「「はい!」」


4人が揃って魔法少女へと変身する。

あ、央山先生はまだ変身できるまで回復していないのでそのままだ。


「最初はいつもやってもらっている魔力鍛錬を10分間行います。

それが終わった後は二人一組になってもらって掛り稽古をします。

その際、一人一人にテーマを伝えるのでそれを意識してやってください。

先生はその間、ランニングです。無理のないペースで走って体の調子を確認してください。

その後は4人は実戦を意識した連携訓練です。

連携訓練にはあそこにいるコロに手伝いをお願いします」

「わんっ」


俺の声に反応してコロが走ってきてお座りをする。


「わぁ、かわいい~」

「綺麗な毛並みですね」

「え、待ってふたりとも。その子、魔犬よ」

「それも変異個体?それとも特殊進化?したタイプね」

「正確には元魔犬ですね。見てのとおり魔獣から聖獣へと進化してるから、みんなに危害を加える心配もないし安心してください。

さて、ここまでで質問は?」

「はい! コロちゃんをモフモフしたいです」

「特訓が終わった後にな。本人が嫌がらない程度でならオッケーだ」

「やった!」


南野さんが予想通りと言えば予想通りな質問をした以外は、特に何もなかったので特訓を開始する。

最初の魔力鍛錬だけど、ここの魔力濃度の違いの影響で普段とは違う結果が出ている。


「ふぅぅ。あっちち」

「サンシャインは魔力がまだ荒いから熱を持ちすぎるんだな。

性格的な面もあるから直すより他を強化すべきだろう。

まずは全身の身体強化も意識しながらやってみて。

そうすればそれくらいの熱はどうってことなくなるから」


「は~~。凄いいつもよりいっぱい流れてちょっと怖いですね」

「レインの場合、それに慣れるのも必要だし、濁流にならないように上手くコントロールする術を身に付けて。

万が一制御をミスっても俺がサポートするから安心してやってみること」


「す~~~。うん、ちょっと扱いが大変になったけどこれくらいなら」

「ならウィンディはその空気圧を倍にするように意識してみてください。

そうしたらもっと魔法が安定するようになるはずです」


「はぁ。不思議。昨日までと全然違う」

「シリカは魔核の治療をしたから、手ごたえが違うのも当然ですね。

最初はリハビリくらいの感覚で無理しないようにしてください」


「すぅ、ゴホッゴホッ」

「先生は病み上がりどころか治療中なんですから、細くゆっくり呼吸して体内の魔力を安定させることを意識してください」


そうしてアドバイスをしたりサポートしながら鍛錬を進めていく。

この鍛錬を続ければ基礎能力の大幅な向上に繋がるからな。しっかりやらないと。

加圧トレーニングならぬ、過魔力トレーニングです。

もしくは塩湖なら泳ぎが下手でも浮けるんです。

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