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5-1 行こうよ、仙霊の樹

 

 虚実の樹、最初にいた樹から北東に体感で250分、現実時間で20分、およそ2540kmをシア、くろいろちゃん、ハーベスト様とともに飛行。


 一人で行くならもっと速く行けるが空気抵抗で乗ってるくろいろちゃんが飛んでいってしまう。なので円錐形の氷の部屋を作りそれを纏って飛んでいる。あまり速いと氷の部屋に追いついてしまいくろいろちゃんが落ちる。


 シアの方も風の壁やらハーベスト様のアイテムで風を防いでいる。


 シアとか最速で何キロ出るんだろ。亜音速は固いな、俺は音速出せるとしても出したら火属性ダメージで死にそう。


「アクア、どこから入る?」

「適当でいいんじゃないでしょうか?」


 現在俺たちは仙霊の樹の前にいる。

 巣窟の樹であれば入った瞬間、超高レベルエネミーに殺されるだろうが地上にいたエルフが仙霊の樹がおすすめと言ってたんだから入ったら死ぬなんてことはないだろう。多分。


 背中でくろいろちゃんがもぞもぞし出してビシッとシアを指差した。


「死ぬのいやだからシア先」

「え?まあ、いいけどさ」


 いいんだ。でも俺の方が死ぬ確率低くない?あの後普通にPvPやったら俺勝ったし(負け惜しみ)


「我も死ぬのいやなんじゃが」

「シアごー」

「はいはい」

「おい、我の意見は」


 シアの背中で文句を言う痴幼女は無視され仙霊の樹へと入っていった。


【パーティリーダーが離脱したためリーダーを移行します。】

【アクアさんがパーティリーダーになります。】


 えっ。


「死んだ?」

「違うと思います」


 多分そういうエリアなんじゃないかな、外と連絡が取れないっていう。サーバーが違うとかもあるかもしれないけど。


「むぅ」

「行きますよ?」

「仕方ない、少し待って」

「はい」


 背中でもぞもぞしだした。氷の反射で見えるんだが服脱いでね?さすがにちょっと、あの、あ、……ほう。


 でも紳士としてここは目を閉じておくべきだろう、閉じた。でも水探知で形状と体温がわかるのは許してほしい、これパッシブなんですよ、切り替えできないんです。


 ……というか不可視とか隠伏持ってるんだから使ってから脱ぎませんかね、それだけ信頼されてるんだろうか。というより気にしてなさそうだな。


 体温わかるし肌が擦れるのと髪の毛の感触がやらしい、考えちゃダメだ、うん。


「いいよ」

「ふぇっ?はい!」

「?」


 変なこと考えてる最中に話しかけられたから変な声出たわ。

 氷の反射を見るとPvPの時の忍者ルックになってる、マフラーの巻き方が両肩に流すようになっているのが違うが。


「行きますね」

「うん」


 氷の部屋をインベントリに入れて青々とした葉と枝の中に入り込む。入ってから1秒、2秒、抜けた。


【ゲームモード変更を解放します。※この世界樹では全てのウィンドウが非表示となり操作できません。インベントリは思考操作で使用可能です。】


 おう?面倒な仕様だな、ステータス見れないってこと?インベントリは元から思考操作でしか使ってないしいいんだけど。


【ゲームモード】

 #============

 以下の二つから選択してください。


『アナザーワールドコネクター』

 ・現在のゲームモードと同一

 ・ログアウト時に一部エリアで体が消失する。

 ・ログアウト時に一部エリア以外では意識が消失する。


『ライブインディスワールド』

 ・一つのキャラクターしか選択できません。

 ・ログアウトが存在しなくなる。

 ・倫理フィルタが全て解除される。

 ・痛覚制限が内部スキル依存になる。

 ・一部のウィンドウが使用不可となる、ゲーム内アイテムで代用可能。


 ※重要!あなたと同一の存在をこの世界に作る、現実でいうPerfect Expert Systemとなる。

 現実のあなたとの連絡は可能だが、現実のあなたが存在しなくなったとしてもこの世界のあなたは生きることができる。

 この世界のあなたの記憶は現在のあなたに追体験学習によって写すことができる。



 #============


 うっわ、なにこれ、これプレイヤーをPES化するってことだろ?人間の脳データ引っこ抜いて作るんだから容量がとんでもないはず。

 でも新ゲームエンジンのおかげでPESの容量圧縮ができる、でもこれ倫理的にいいの?


 うーむ、現実でも死ぬの嫌がる人がPESのアンドロイドになって生きてるし……いいのか?


 まあ多分いいんだろ。やっちゃってる訳だし、良い気がする。


 この世界(ライブインデ)で生きる(ィスワールド)ことを選択。


【本当によろしいですか?】


 はい。


【ようこそ、この世界はアクア、あなたを歓迎します】


 だってログアウトせずにやり続けるのと普通にログアウトするのだったらログアウトしない方が強くなれるよな、時間加速あるっぽいし。それにどうやらゲームモードは戻せるみたいだしな。


【現実のあなたがアクアの記憶と同期したくなった時はユグドラシルコネクト・オンラインのキャラ選択でアクアを選択してください。第二キャラクター制作権を無料で配布します】

【ログアウトします。】

【……ここからはこの世界が現実です。あなたが、アクアが望むままに生きてください。】


 ……で、俺はPESになったのか?


【はい。】


 思考に全くの異常は感じない。パッと現実、あっち側での思い出を振り返ったが何の欠損もない。


 やはり完全な人工知能なだけはあるな、完全に人間の頃と一緒だ。変わったという実感がなさすぎて実は変わってないまであるが。


 ……今更だが今からゲームモード変えた場合このPESの俺は死ぬっていうか消滅するってことだよな、……もう変更しないだろうなあ。




仙霊の樹に入るまでに確認したステータス




 €==≦ステータス≧========;

 LV.51 name.アクア

 ウィンディーネ・光・氷精種

 Job.双聖剣士:救恤


 HP:92/52+25 MP:93/87+6

 STR(力) :152+15

 DEX(器用):48

 VIT(耐久):60+39

 MND(精神):166+19

 INT(知力):57+1

 AGI(速度):107+13+14

 LUK(運勢):136+200


 BP:0

 ∥--スキル--------∥

 [聖剣術:ホーリーウィンドlv73]

 [聖剣術:セラフィナイトlv50]

 [二刀流]

 [神聖魔力][回復魔法の熟練]

『種族特性:水操lv57』『種族特性:水探知lv53』

『種族特性:冷凍lv62』『種族特性:水纏lv43』

【死神の加護】MND基礎値を2倍

【特殊神聖魔法:魂の浄化lv22】

【神聖魔法:レベレイション】

(双聖剣術:イルミナル・イリスlv49)

(双聖剣術:ヴァルキリーレイドlv39)

(聖剣術:デュナミスヴォーチェlv36)

(聖剣術:ヴァルキリーライズlv44)

(聖盾術:エクエシンシアlv5)発動時に敵意の向けられた対象をかばう。弱挑発効果 攻撃の感知能力上昇1分 再使用時間2分

(氷精霊魔法:フェアリーバロンウィッシュ・氷lv15)

(氷精霊魔法:アイスヒールlv56)派生可能

(氷精霊魔法:スピラルリッパーlv71)

(特殊神聖魔法:死の服従lv4)

(特殊神聖魔法:付与lv30)

(武術:パリィⅡ lv18)

(修羅道lv11)

(MP自動回復lv21)

(聖剣の担い手)(白兵魔導)

 ∥--装備----------∥


≪右手≫『イザナミ+3』ダメージ倍率×3.3 邪悪な存在に特攻×2.0 MND+7

 不壊 死神の聖印として扱われる 無限に成長する

≪右腕≫『ヴァルキリーマギシールド』 (受け:被ダメージ倍率×0.4 VIT+32 魔法耐性+20% 全状態異常耐性・小) (パリィ:STR+47 DEX+56)


≪左手≫『白狐+1』ダメージ倍率×2.6 STR+5

≪左腕≫『ヴァルキリーシールド』 (受け:被ダメージ倍率×0.35 VIT+44 物理耐性+17%) (パリィ:STR+68 DEX+48)


≪頭≫『彗星の髪留め』(装備枠に含まない)

≪胸≫『ヴァルキリーブレスト+1』(HP+8 VIT+10 MND+3)

≪鎧下≫ 鎮魂のワンピース+2(MP+6 VIT+5 MND+4)

≪腰≫『ヴァルキリーメイル+1』(HP+7 VIT+9 MND+2 AGI+2)

≪腕≫『ヴァルキリーガントレット+1』(STR+8 VIT+6 壊れにくい)

≪足≫『ヴァルキリーレッグ+1』(VIT+6 AGI+11 壊れにくい)

≪背中≫『ベレヌス』(HP+10 VIT+3 火耐性+20%)

  翼となる 不壊 無限に成長する


 ・装飾品

≪首≫ 『黒色カラクリ・強化アクア用一号』(61種類の薬品を自身に射出する。残り4回 クリエイトウォーターを延々と発動し続ける。1秒に0.6リットルほど)

≪右耳≫精霊の祝福を受けた上質な炎と力のイヤリング(STR+2 火耐性+15%)

≪右手≫永遠なる安寧の指環 (MND+3 精神異常耐性・強)

≪左手≫『フクキタル』(LUK+200 不壊)

≪左足≫死神に祝福された身代わりのミサンガ(HPが75%以上の時、HPが0になる攻撃を受けてもHP1になる。残り3回)



 装備限界に到達しました。

 €================

あと6話しかストックがないです。……書かなきゃ。でもアズールレーンにハマっちゃった上に図書館で本読んで過ごす日々なので書く時間がいつの間にか消えているのです。

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